第75回 「気になるタイムスタンプの費用を考える」

作成者:アンテナハウス株式会社 益田康夫
資 格:上級 文書情報管理士、簿記3級、行政書士
本ブログの記載内容は、公開日時点での法令等に基づいています。
その後の法令改定により要件が変わる可能性がありますので、最新の法令などをご確認下さい。

「気になるタイムスタンプの費用を考える」

タイムスタンプの定額制のインターバル制御の問題
みなさんタイムスタンプの費用がスキャナ保存のランニングコストとして気になりますよね?
@8円/1タイムスタンプです。(毎月¥8,000の定額制で1,000個のタイムスタンプが付与できるもの)
定額制で¥300,000.で年間無制限にタイムスタンプが付与できると販売されているものがありますが、
結局これはアプリケーションでタイムスタンプ付与のインターバルを20秒制御しなければならないもの
等です。
結果として1000件付与する際に余分に20,000秒=5.5時間要してしまいます。
中堅大企業ではいつまでたってもタイムスタンプが終わらない、当日内に付与できないことになります。
PAdESで1対1で打つのではなく、
XAdESでまとめて付与するメリットはここにもありそうです。

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・詳しくは、 https://www.antenna.co.jp/scansave/ をご覧ください。
・問合わせは、 sis@antenna.co.jp まで


Server Based Converter のメンテナンスリリースについて

Server Based Converter のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
Server Based Converter をお使いのお客様で、弊社と保守契約を結んでいらっしゃるお客様には、バグ修正を行ったメンテナンスリリース(MR)を配布しております。

以前、お知らせしました通り、

  • 最新版につきましては、従来通り、おおよそ3ヵ月に1回、年4回を目安とした配布
  • 最新版以外のバージョンにつきましては、おおよそ半年に1回、年2回を目安とした配布

としております。何卒、ご活用ください。

今回、最新版のみメンテナンスリリースを出す時期になっており、すでにV5.2 改訂第7版(MR7)をリリース済みです。 保守契約を結んでいらっしゃるお客様で、該当するバージョンをお持ちの方は、ダウンロードして、お試しください。
また、他の保守バージョンに関しては、10月後半より順次リリース予定です。

なお、V3.0以前のバージョンについては、製造・出荷終了から5年が経過いしましたので、メンテナンスは終了いたしました。したがいまして、特別な契約を結んでいるお客様以外、今後 MR が提供されることはございません。ご了承くださるよう、お願い申し上げます。

また、前回までの改訂内容については、

-V5.2
https://www.antenna.co.jp/support/update-sys/sbc/sbc52.html

を、ご覧ください。

Server Based Converter は、Microsoft Office, PDF などのファイルを、PDF, Flash, SVG, 各種画像形式にダイレクトに変換する変換エンジンです。 ダイレクト変換の意味は、たとえば、Microsoft Office がない環境でも、ファイルさえあれば、それをダイレクトに内容を見える形式に変換できるのです。ダイレクト変換には、Microsoft Office のライセンスも不要です。
Server Based Converter は、ダイレクト変換というユニークさが評価され、多くのウェブサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどで利用されています。

Server Based Converter に関する詳しい情報は、
Server Based Converter
を、ぜひ、ご覧ください。

評価版もご用意しております。
サーバベース・コンバーター 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。


TextPorter のメンテナンスリリースについて

TextPorter のメンテナンスリリースについて紹介させていただきます。
TextPorter をお使いのお客様で、弊社と保守契約を結んでいらっしゃるお客様には、バグ修正を行ったメンテナンスリリース(MR)を配布しております。

以前、お知らせしました通り、

  • 最新版につきましては、従来通り、おおよそ3ヵ月に1回、年4回を目安とした配布
  • 最新版以外のバージョンにつきましては、おおよそ半年に1回、年2回を目安とした配布

としております。何卒、ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

TextPorter は、今回、保守対象の全ての版(直近ですリリースしたV5.4R1は除く)でメンテナンスリリースを出す時期になっており、すでにV5.1改訂第12版(メンテナンスリリース12版。V5.1 MR12)、及びTextPorter V5.2改訂第9版(メンテナンスリリース9版。V5.2 MR9)をリリース済みです。 保守契約を結んでいらっしゃるお客様で、該当するバージョンをお持ちの方は、ダウンロードして、お試しください。TextPorter V5.3改訂第11版(メンテナンスリリース11版。V5.3 MR11)に関しては、準備が整いしだいリリースいたします。

なお、V4.2については、製造・出荷終了から5年が経過いしましたので、メンテナンスは終了いたしました。したがいまして、特別な契約を結んでいるお客様以外、今後 MR が提供されることはございません。ご了承くださるよう、お願い申し上げます。

TextPorter は、サーバ組込用のテキスト抽出エンジンです。Microsoft Office, PDF など様々なアプリケーションのファイルから文字列を抜き出します。
TextPorter は、対応ファイルの多さなどが評価され、ウェブサービス、パブリッククラウド、プライベートクラウドなどで、検索エンジン、ウイルス対策ソフト、企業機密の漏洩を防ぐソフトなどに利用されています。

TextPorter についての詳しい情報は、
TextPorter
を、ぜひ、ご覧ください。

評価版もご用意しております。
TextPorter 評価版のお申し込み
から、お申し込みください。

アンテナハウスのシステム製品につきましては、事前に技術相談会を行っております。
お気軽にお問い合わせください。

詳しくは、
アンテナハウス システム製品技術相談会
をご覧の上、お申し込みください。

【お問い合わせ】
担当:アンテナハウス株式会社
ソリューション・システムコンポーネント製品営業グループ
メールアドレス sis@antenna.co.jp
電話番号 03-5829-9021


「瞬簡PDF 変換 9」の改訂版を公開しました。

夏もたけなわ、リオ・オリンピックもたけなわ、甲子園もたけなわということで、暑かったり、熱かったりの日々を送られている方も多いのではないでしょうか?

さて、PDF を Office 文書形式に変換するユーティリティ・ソフト 「瞬簡PDF 変換 9」では、8月12日に 改訂版(Ver.9.0.2) を公開しました。

本改訂版は、「瞬簡PDF 変換 9(V.9.0.0)」及び「瞬簡PDF 変換 9(V.9.0.1)」をご利用の方が対象となります。

今回の改訂内容は、主に以下を中心とした小幅なものになっております。

  • 64ビット版 Windows 環境で PDF から Office 2007-2016形式に変換する場合は、64ビット版の Java を使用して変換できるよう改善

「瞬簡PDF 変換 9」では PDF から Office 2007-2016 形式に変換する場合、これまでは常に Java の 32ビット版を使用して変換を行っておりました。 このため OS が Windows の 64ビット版で十分なメモリーを利用可能な環境であっても、使えるメモリーが制限され、重たい PDF では変換に失敗する場合がありました。
今回の改訂版では、ご利用環境に Java の 64ビット版がインストールされていれば、そちらを使うように処理を変更したことでこの問題を改善しています。

「瞬簡PDF 変換 9」を利用されていて PDF から Office 2007-2016 形式への変換に失敗する場合は、本改訂版を適用して試してみてはいかがでしょうか?

それでは、良き夏休みをお過ごしください。


第74回 「書類のデータ保存とスキャナ保存」違いは何でしょうか?

作成者:アンテナハウス株式会社 益田康夫
資 格:上級 文書情報管理士、簿記3級、行政書士
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「書類のデータ保存とスキャナ保存」違いは何でしょうか?

書類のデータ保存は、法律4条2項に下記の通り規定されています。

2 保存義務者は、国税関係書類の全部又は一部について、自己が一貫して電子計算機を使用して作成する場合であって、所轄税務署長等の承認を受けたときは、財務省令で定めるところにより、当該承認を受けた国税関係書類に係る電磁的記録の保存をもって当該承認を受けた国税関係書類の保存に代えることができる

上記は自社が作成した書類で、紙に出力せずに、電子で保存できる便利な制度です。
対してスキャナ保存は、上記を紙に出力したものと、取引先から受領した紙の国税関係書類のスキャナによる保存です。
4条2項の書類データ保存の方が、スキャナ保存4条3項より要件確保が簡単です。

各種国税関係書類の控えがERPシステム等で自己が一貫して電子計算機を使用して作成する場合
であって、税務署長等の承認を受けたときは、所定の要件(訂正削除履歴や相互関連性の要件は確保する必要がありません)の下で、その電磁的記録の保存をもってその書類の保存に代えることができることとされています。

スキャナ保存対応の前にこの点を見逃さずに業務効率化を考えて見ましょう!

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第73回 「内部統制企業の適正事務処理要件確保の必要性」について

作成者:アンテナハウス株式会社 益田康夫
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「内部統制企業の適正事務処理要件確保の必要性」

 スキャナ保存で国税重要書類は適正事務処理要件が必要です。

これがスキャナ保存導入運用時の大きな障害となります。
適正事務処理要件とは、相互けん制、定期検査、再発防止が具体的な要件として定められています。
大企業は内部統制企業でもあります。
財務会計の内部統制に取り組んでいる企業が、更に、スキャナ保存時に特別な適正事務処理要件を確保しなければならないのでしょうか?

平成27年度 税制改正の財務省解説にはこの点下記の通り記載があります。

「適正事務処理要件」の適否については、会社法における大会社や金融商品
取引法における上場会社など法令により内部統制の整備を行っている者にあっては、
特段の対応をしなくても基本的には満たされるものと考えられます。

如何でしょうか?

上記企業様はスキャナ保存で特別な適正事務処理要件確保は不要として差支えないようです。 

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「瞬簡PDF 書けまっせ 6」のよくあるお問合せ その4

「書けまっせ6」は販売終了となりました。最新版は「書けまっせ7」です。

前回 に続いて、「瞬簡PDF 書けまっせ 6」のお問合せでよくある質問をご紹介したいと思います。

  • お問合せの内容:
    Windows 10で「瞬簡PDF 書けまっせ 6」から印刷を行うと、追記したテキストが文字化けして印字されてしまう。
  • 回答:
    「これまで、Windows 7 やWindows 8 などのOSを利用していて問題なかったが、 Windows 10 にアップグレードしてから、これまでと同じ編集ファイルを開いて 印刷すると文字化けするようになった」というようなご報告をいくつかいただいております。

この現象につきましては、残念ながら、現時点で原因が不明です。
ただし、共通する特徴としては以下の2点があるようです。

  • Windows 10 でのみ発生する。
  • テキストボックスの文字フォントに「MS明朝」を使用している場合に発生する。

このため、当面の回避策としましてフォントを「MS明朝」から別のフォントに変更して印刷を行っていただくことをご案内しています。

操作方法は次のようなものになります。

  1. 「瞬簡PDF 書けまっせ 6」で作成したテキストボックスを選択します。
  2. リボンメニューのフォント欄で、フォント名の右側にある▼をクリックします。
  3. 表示されたフォントの一覧から、「MS明朝」以外のフォントを選択します。
フォントの変更

フォントの変更

ページ上に複数のテキストボックスがある場合は、キーボードからCtrlキーと「A」キーを同時に押してすべてのテキストボックスを選択した状態にして、上記の操作を行うことで、一括してフォントの変更ができます。

「瞬簡PDF 書けまっせ 6」を利用されていて、もし上記のような現象に遭遇したら、 お試しください。

<< 「瞬簡PDF 書けまっせ 6」のよくあるお問合せ その3


第72回「4-22 対面で授受が行われない場合における国税関係書類の受領をする者の取扱い」

作成者:アンテナハウス株式会社 益田康夫
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4-22 対面で授受が行われない場合における国税関係書類の受領をする者の取扱い

みなさんは、下記の通達をお読みになられましたでしょうか?
(対面で授受が行われない場合における国税関係書類の受領をする者の取扱い)

4-22 規則第3条第5項の規定の適用に当たり、郵送等により送付された国税関係書類のうち、郵便受箱等に投函されることにより受領が行われるなど、対面で授受が行われない場合における国税関係書類の取扱いについては、読み取りを行う者のいずれを問わず、当該国税関係書類の受領をする者が当該国税関係書類をスキャナで読み取る場合に該当するものとして差し支えないものとする。

筆者は、最初に読んだ時に違和感を感じてしまい、何度読んでも、腑に落ちませんでした。

その部分は、すごい遠回しの表現であり、「対面で授受が行われない場合」と前置きして、

「読み取りを行う者のいずれを問わず」は、「書類の受領をする者が当該国税関係書類をスキャナで読み取る場合に該当するものとして差し支えないものとする。」としている点です。

昨日、ある方のアドバイスで、フッと霧が晴れたように解釈が出来ました。

皆さんは、いかがでしょうか?

とても回りくどいですが、書類の受領をする者が当該国税関係書類をスキャナで読み取る場合」は、

書類に署名をして、タイムスタンプを特に速やか3日以内に付す必要があります。

本通達では、「読み取りを行う者のいずれを問わず」と前置きしているから読みてを混乱させていると

も言えます。私見ですが、

読み取りを行う者でない者が、当該国税関係書類の受領をする者が当該国税関係書類をスキャナで読み取る場合に該当するものとして、厳しい運用をする企業は無いのではないでしょうか?

 

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Windows10 の無償アップグレードやってみました

Windows10 の無償アップグレード期限が迫ってきましたということで、昨日の記事 を参考に、まだアップグレードしていない環境のアップグレードにチャレンジしてみました。

以前に別の環境をアップグレードした時には右下に出ているアップグレードを促すアイコンからやってみたところ丸一日かかっても終了しなかったので、今回は昨日の記事にあったリンクへ飛んでやってみたところ、とくに手間取ることもなく半日かからずに完了。

環境にもよるとは思いますが、今からでも間に合いそうです。

ちょうどいま、上のバナーに アンテナハウスオンラインショップ で夏のボーナスキャンペーンやってるみたいです。 新しい OS に新しくなにか…とか。ハイ。

どちらもまだ間に合います。といいつつ。このへんで。


Windwows10 アップグレードの話

Windows10 の無償アップグレード期限が迫ってきました。

私は4台更新し、内2台ノートとタブレットはすんなりいきましたが、デスクトップ2台は苦戦しました。
すんなり更新できる環境では1時間もかからないのですが、うまくいかないと丸1日かけてもアップグレードできないということも珍しくないようです。
なにしろ失敗が判明するのは更新開始から1時間以上経過したアップグレード処理の終盤です。
海外には2晩放置してやっと成功したというケースもあるようです。今からでは期限が切れてしまいます。
そのようなことの起こらないようアップグレードをつつがなく進行させるため事前にしておくことをまとめました。

  • アップデートは MediaCreationTool から行う。
    https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
    アップデートは上サイトのツールから行った方が良さそうです。
    例のアレの「今すぐアップグレード」は私の環境ではなぜか動作しませんでした。
    MediaCreationTool でもローカルマシンなら DVD を焼いたり、USB メモリを用意しなくてもアップグレードできます。
  • USB 接続している機器はマウスとキーボード以外すべて外す。
    ハブ1つ付いているだけで失敗することもあるようです。
    USB メモリも外します。
  • HDD/SSD はシステムドライブ以外すべて外す。
    アップグレード時間が異常に増える場合があるようです。
    CD/DVD/BD、SD カード等は Windows10 のインストール用以外はドライブから出しておきます。
  • Ramdisk を使っている場合はアンインストールする。
    テンポラリを設定していた場合は C ドライブに戻しておくのを忘れずに。
  • アンチウィルス系はベンダーホームページを確認する。
    事前に Windows10 に対応した最新のバージョンにしておけば大体OKのようです。
  • マルチモニタ環境ならメイン以外はケーブルを抜いてシングルにする。
  • PCI/PCI-E の拡張カードも外せるなら外す。
    グラフィックカードは最新ドライバにしておけば問題ないようです。
  • LAN ケーブルを抜いておく。
    LAN につながっているとアップグレードに異常に時間がかかる場合があるようです。
    私の場合はおそらくこれでアップデートに失敗しました。
    ダウンロード作業が終わってから抜きます。
    無線 (Wifi) の場合はつなげたまま更新して、もし失敗したら2回目はなんとか止めてみてください。
    すんなり成功した2台は無線接続でしたのでこの場合の処置は情報がありません。
  • msconfig で Microsoft 製以外のサービスは止めておく。
    Microsoft 製か動作確認済みのアンチウィルス系以外は一時的に止めた方がいいようです。
    アップグレード後は戻しておきましょう。
  • NFS が有効だとダメらしいhttp://happysccm.com/2015/08/31/windows-10-upgrade-stuck-at-76/
    この設定は多くのユーザー環境ではそもそも無効になっているものです。
    アップグレード前に管理者コマンドプロンプトで無効にする。
    Dism /norestart /online /Disable-feature /featurename:ServicesForNFS-ClientOnly
    とする。
    完了後は再度有効に
    dism /online /enable-feature /featurename:ServicesForNFS-ClientOnly
    dism /online /enable-feature /featurename:ClientForNFSInfrastructure

ここまですればおそらくアップグレードできると思います。
それでもだめな場合はさらに続きます。

  • 75,76% で止まった場合はしばらく放置。
    1時間くらいしてから何事もなかったかのように進行する場合もあります。
    海外の2晩放置の事例はこのタイミングです。
    ただ30分待っても進まなければリセットして、周辺機器やデバイスを減らす、問題あるかもしれないソフトをアンインストールといった作業をしてから再挑戦した方がいいです。
    成功する場合はこのタイミングではそれほど長くは待たされません。
  • 93% で止まる場合はあきらめてリセット。
    ここで15分以上止まる場合は非対応のソフトかハードが邪魔をしています。
    リセットして怪しそうなものを外したり、アンインストールしてみます。
  • 言語設定を英語にする。
    コントロールパネルの地域と言語で言語設定を「英語(米国)」に変えてみます。
    同時に「UNICODE 対応出ないプログラムの言語」も変更します。
    これでうまくいくケースもあるようですが、ユーザー名が日本語の場合はダメです。
    その場合は英語名の管理者ユーザーを作り、そのユーザーでログオンしてアップデートしてみます。
  • フリーズしているかの判断は Numlock で。
    アップグレードの進捗状況が表示はおおざっぱ過ぎるため動作しているか不安になります。
    通常処理中は円グラフのグレーの部分が脈動しているのですが、グレーのまま色が変わらなくなることもあります。
    また HDD のアクセスランプが点滅すれば動作していると言えますが、10分以上点滅しないこともしばしばです。
    そんなときは Numlock キーを押して LED の点灯状態が変わるか動作で生きているかを判断します。
  • 「Windows10 upgrade stuck」と%の数字でググる。
    日本語でググるとキャンセル方法ばかり出てくるのでほとんど役に立ちません。
    英語で検索すれば最初の20個までに対処方が見つかることが多いです。

ここまでして更新できなければ私にはわかりません。

なおこれらの対策は Microsoft の公式見解とは一切関係なく、すべて一個人の見解です。
これらの対策によって生じた損害に付いての責任は負いかねます。


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