新製品 先取り情報 (後編)

こんにちは。今日は新製品 先取り情報
「瞬簡PDF タッチ -かんたん手書き入力-」
の続きになります。
本製品では副題 -かんたん手書き入力- のとおり、PDFへ手書き入力することができます。
弊社製品に詳しい方なら、手書き入力ならすでに 書けまっせPDF にあるのでは? と思われたかもしれません。
書けまっせPDFの手書き機能との違いは・・・

  • Windows標準のタブレットペン機能(Microsoft.Ink)に対応
  • スクロールしながらシームレスに手書きが可能
  • 蛍光ペンの手書きができる。
  • 点とストローク、2種類の消しゴム
  • 使いやすいインターフェイス

などなど。
書けまっせPDFの手書き機能を使ったことがある方なら、絶対気に入ってもらえるはずです。
でもこのソフトの本当の魅力はタッチとペンによるコラボレーションにあります。
それはどういうことかというと・・・すみません、まだ内緒です(汗)
発売は8月を予定しておりますので、近くなりましたらまた続報を書きたいと思います。
「瞬簡PDF タッチ -かんたん手書き入力-」
ぜひ楽しみにしていてください。


新製品 先取り情報 (前編) 

梅雨入りして一週間と少し、いよいよ雨が多くなってきました。
東京では昨夜台風も。しばらくは憂鬱な空模様が続きそうです。
さて、今日はじめじめ気分を吹き飛ばす(?)アンテナハウスの新製品 先取り情報をお送りします。
瞬簡PDFシリーズに新製品!
瞬簡PDF タッチ -かんたん手書き入力-
その名の通りタッチ操作にフォーカスをあてた製品になります。
タッチ操作といえばiPhoneやiPadですが、マイクロソフトの次期OS、Windows8ではタッチ操作のインターフェイスをメインとしたOSになることが決まっており、Windowsの世界でもこれからはタッチインターフェイスがメインストリームになっていくのかもしれません。
いずれにせよ、ますますタッチ操作が注目されるのは間違いないでしょう。
Windows8の発売に合わせてiPadのようなタブレットタイプのPCもたくさん発売されることが予想されますが、「瞬簡PDF タッチ」はそういったタブレットタイプのPCで使いやすくなるよう設計されています。
さて、ところでこの製品はどういったソフトなのでしょうか? 「タッチ」だけではなにをするためのソフトなのかわかりませんね。
答えは副題にあります。
詳しくは明日のブログで。


CAS-UB 簡単!使い方~Wordのアウトライン機能を使おう!(後篇)

こんにちは。CAS-UB営業担当です。昨日の続き、CAS-UBにインポートした原稿を記事編集画面で確認したのち、EPUBに出力してみましょう!

これが、「記事編集」画面のトップ画面です。昨日ご紹介したように、Wordのアウトライン機能を使うと、このように自動的にツリー構造で記事がエントリーされます。

ちなみに、この構造について、上下の記事の入れ換えや削除指定等を行うには、「構成編集」画面で行います(今回はやりません)。

各記事エントリーを見てみましょう。
各記事は、下図のように、Wordのアウトライン設定に従って、見出し「レベル1」(または「レベル2」)は、記事の「タイトル」に反映され、各見出しレベル直下に配置された「本文」は、編集画面に反映されています

誤字脱字や、表現を変えたりするときは、この画面を使って編集を行います。

下図は、「構成編集」の画面です。
ここでは、「出版物の型」を設定します(緑色の円枠)。どんな形で出版物を出したいのか、というところを設定するのですが、今のところ「書籍1」しかありませんので、これを指定します(未定でもEPUBは作れますが、「書籍」としての体裁(文書構造)を持ちませんのでご注意ください)。

最後に、「生成」リンクをクリックします。
EPUB出力の最終工程に入りました!

CAS-UBでは、リフロー型のEPUB2、EPUB3のほか、PDFとWebスナップショットを生成できます。今回は、EPUB3を生成します。

生成画面から、「EPUB3」生成設定カテゴリから本文内容設定を選択、表示します(下図)。

ここで、CSSのテーマを決めます。CSSのテーマとは、CAS-UBではEPUB向けの書籍の装丁のようなもの、と考えてください。いくつか種類があるので、好きなテーマを選択し、保存します。これで、最低限の設定は済みました。

画面の右上「EPUB3を生成」リンクをクリックします。
確認画面が出ます。しばらく待って、確認のリンクをクリックします。生成完了だと、確認の文字が「ダウンロード」に変わります。生成途中の場合は、上部に「生成中」と出ます。

ダウンロードリンクをクリックし、任意の場所にダウンロードします。
EPUB3のリーダーはいくつかあります。まとめて紹介しているサイトがありますので、ぜひご覧ください。

ブラウザ・ビュアー
epub cafe 電子出版環境整備事業

下の図は、Adobe Digital Editionsで表示したEPUB3です。

今回、タグ(CAS記法)の編集をしないでEPUBを作ることをテーマにしたので外しましたが、Wordに貼り付けられた画像ファイル(png、jpegなど。図形描写は不可)や、セルを結合させない簡単な表は、そのままCAS-UBに反映することができます。

30日間、無料で試せるので、ぜひ試してみてください!

CAS-UB Webページ:http://www.cas-ub.com/

TEL:03-5829-9021  e-mail:cas-info@antenna.co.jp


CAS-UB 簡単!使い方~Wordのアウトライン機能を使おう!

こんにちは。CAS-UB営業担当です。
今日、明日で、WordファイルをEPUBに変換する簡単なやり方をご紹介します。

CAS-UBを使いこなすには、(X)HTMLやCSSの知識は不要ですが、代わりにCAS記法という、CAS-UB独自のタグの使い方を覚える必要があります。

こういうと、「なんだ、結局別の言葉を覚えないといけないのか…」となってしまい、「タグ」という言葉に拒否感を覚える人はそれだけで引いてしまいます。

そんな時、Microsoft Office Wordをお持ちの方なら、こうした「タグ」を極力避けて通って、CAS-UBからEPUBやPDFの制作が可能です!

Wordのアウトライン機能

Wordには、「アウトライン機能」というものがあるのをご存知でしょうか?

「アウトライン」とは、文書の構造化を示す段落書式のことです。文書構造を一覧で見渡すことができるので、文書全体の整理ができます。(マイクロソフトのWebページでは、アウトラインモードで詳細機能を確認できます。)

CAS-UBは、Wordファイルのインポート時に、これらを読み取って「CAS-UB」の出版物に反映することができるのです。

文書の編集

さっそく、Word文書を編集しましょう!

一見すると、文書のタイトルがあって、その下に見出しや本文が並び、文書は構造化されているようなレイアウトになっているWord文書も、アウトライン表示すると、すべて「本文」で成り立っていることがわかります。

これを、「アウトライン」機能を使い、整形していきます。

Word原稿Word原稿

ここではファイルのタイトルをレベル1、大見出しを「レベル2」に設定ます。さらに、「段落の設定」で箇条書き、フォントの設定で「太字」を個々に設定します。

アウトラインの設定

一通り終了したところで保存し、Wordを終了させます。
次に、ブラウザーを立ちあげ、CAS-UBへログインします(ログインするにはユーザー登録が必要になりますので、ご注意ください)。

  1. ユーザーの著者ページ左上のタブ「新規出版物作成」→「空の出版物を作成」リンクをクリックします。
  2. 出版物名、出版物のタイトルをそれぞれ入力し「作成」ボタンをクリックします
  3. 記事編集画面に移行するので、ページ上部のリンク集からドラフトを選択します。
  4. ドラフト画面の一番下に、ファイルのインポートがあるので、インポート形式としてMicrosoft Wordを選択し、編集したWordファイルをCAS-UBへインポートします。
  5. ドラフトの記事一覧に、インポートしたファイルの記事一覧が表示されます。
    いかがでしょうか?この時点で、設定した「レベル」ごとに、記事が分割されてエントリーしています!このまま、本編集の「主原稿」へ移行させましょう!
  6. 「記事編集」画面で確認すると、図のように、文書構造がツリーで表示されます。

明日はここからEPUB出力までをご紹介します。

お問い合わせ

Webページ:http://www.cas-ub.com/

お問い合わせe-mail:cas-info@antenna.co.jp


PDF Server ハンズオンセミナー!PDFをより有効に!

サーバーサイドでスキャンデータやOffice文書の自動変換を体験するセミナーを開催!
e-文書法、内部統制、情報セキュリティ、BCPと昨今の最新の話題を取り混ぜ、紙に代わる便利なPDFをより安心して企業の中で使って頂けるよう、お手伝いをさせていただきます。
無料セミナー!! 06月28日(木)、7月6日(金)
会場  アンテナハウス株式会社 セミナールーム 
開催予定日時   2012年6月1日(金)15時30分~17時(受付は、15時15分から行っております)
詳しくはこちらから
https://www.antenna.co.jp/notice/2012/pdfserver-workshop02.html
講師紹介
益田康夫:JIIMA(日本画像情報マネジメント協会)文書情報管理士上級
アンテナハウス システム営業グループ所属


来週迫る!設計・製造ソリューション展出展

来週出展する展示会情報をご提供します。
”設計・製造ソリューション展出展”
日時:6月20日(水)~6月22日(金)
場所:東京ビックサイト 東ホール ブース NO.20-26
(詳細はこちら URL:http://www.dms-tokyo.jp/
PDFServer、AHFormatter、PDF電子署名モジュールなどアンテナハウス製品を各種ご紹介します。さらにブース内では、各製品の事例を含めたミニセミナーも開催いたします。
1)主な展示製品
「AH PDF Server V3」 :新製品  CAD⇒PDF変換機能を追加して、V2か
ら処理性能も大幅アップ!  
「AH Formatter V6」    :多言語マニュアル用 自動組版エンジン
「PDF電子署名モジュール」 :サーバサイドで電子署名・タイムスタンプ付与
検証、暗号化、DRMソリューションも可能
「ServerBasedConverter」 :Linuxサーバ、WindowsServerで稼働するサムネ
イル変換サーバ
「DITAソリューション」 :製造業向け、技術ドキュメント制作・管理ソリ
ューション
2)ソリューション内容
●総務省”新ICT利活用サービス創出事業”『研究・教育機関における電子ブック利用拡大の為の環境整備』でAH_PDF電子署名モジュールが活用の事例公開!
●多言語取説・マニュアルの自動組版のソリューション事例、CADからPDF・セキュリティPDF作成などサーバサイドの自動変換ソリューションをミニセミナーを毎日実施?
是非ともご来場ください。


「ここだけ」の実践DITAセミナー」

こんにちは。XML関連の営業担当です。
先週6月8日に「「ここだけ」の実践DITAセミナー」が開催されました。
このセミナーはナビックスエクスイズム、アンテナハウスの共催で、今回で3回目になります。毎回多くの方にご参加いただきありがたく思っています。
当初、比較的少人数の参加者募集で行こうと計画を立てたのですが、いざふたを開けてみると40名様を超えるご参加があり、DITAへの関心は相変わらず高いものがあるなと、改めて感じたしだいです。
会場が少々手狭で、ご参加いただいた方には申し訳なく思っています。

セミナーですが、まずは「レガシーデータのDITA移行」と称して、既存データをDITAトピックに移行させるにあたり、その考え方や留意点の話がナビックスさんより行われました。これは個人的にも興味を持っていたテーマで、とても面白く聞くことができました。
次に「XMetaLを利用したDITA化の実際」ということで、これもナビックスさんからデモを中心に話があり、さすが、DITAに力を入れている会社さんだけあって、手慣れたものだなぁと感心しました。

最後に「DITA Open ToolkitによるPDF出力手法について」というテーマで、DITAをPDF化するためのプラグインの紹介やそのカスタマイズの方法を中心にアンテナハウスから話をさせていただきました。

質疑応答も盛んに行われ、回答者側があたふたする場面もあり(^^; 皆さんの熱意をビシバシと感じた1日でした。
ご協力いただいたアンケートを参考に4回目を企画しますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。


「JATSによる日本語学術論文の標準化と自動組版」セミナー

こんにちは。XML関連の営業担当です。
先月5月24日に「JATS解説セミナー(JATSによる日本語学術論文の標準化と自動組版)」というセミナーが開催されました。
有償セミナーにも関わらず大勢の皆様にご参加いただきました。ご参加された皆様には心よりお礼申し上げます。
JATSとは学術情報誌(ジャーナル)を記述するためのXMLタグセットです。JATSのベースとしてNLM DTDというものがあったのですが、これに多言語サポートを強化したものがJATSです。
国内での電子ジャーナル公開システムの有名どころとして科学技術振興機構のJ-STAGEがありますが、このJ-STAGEで今年5月よりJATS DTDで書かれた論文の受付が始まっています。
セミナーの前半では、愛知大学の時実教授にJATSの概要解説をしていただき、JATSがどういうものなのか、また、NLM DTDがなぜJATS DTDに移行しないといけなかった等、歴史的背景のお話が興味深かったです。
JATSの仕様策定にあたり日本でも印刷会社や学界の有志がワーキンググループを結成し、米国のNLM DTDワーキンググループに対し数多くの提言を行ったとのことでした。

後半はアンテナハウスからXMLの自動組版の概要やJATSで書かれた論文をPDF化するための手法についてお話しさせていただきました。


セミナー終了後に「XSL-FOについてやっと分かったような気がした」と言ってくださるお客様がいて、まだまだFOの知名度も低いんだなぁと実感したしだいです。
J-STAGEでJATSが採用されたこともあり、今後は各学会の中で一気にJATSが普及することになるでしょう。セミナー終了後の質疑応答も活発に行われました。
参考資料:https://www.antenna.co.jp/xml/xmllist/JATS-status.html


海外出展レポート CMS/DITA North Amrerica Conference 2012 (その2)

引き続き、海外出展レポートです。
マネジメント部門
近年、情報の量が膨大になっているだけに適切なルールを定め、常に新しい情報を得、リアルタイムに情報を提供、更新できるよう、様々な経験、発想、チャレンジの発表が行われました。
適切なコンテンツを適切な場所、時に配布するストラテジーの発表、買収で大きくなった企業がグローバルスタンダードとしてDITAを適合させた事例、コンテンツ管理のコンセプトををマーケティング、製造、そしてデザイン部門に広げる議論、企業の壁を越えた(顧客、パートナー)共同制作へのチャレンジ、現代の顧客のニーズに合わせたドキュメント開発体制の再編成の事例、顧客のアクセスとユーザビリティを向上させるための施策、
部門を超えたドキュメント改善チームを構成、社内でのコンテンツ管理を統一し、ガバナンスを構築した例、システムを共有するためユーザのツールを調査によるCCMSの決定。DITA採用を成功に導くには技術ではなく、ビジネス過程の変更であること、クラウドのコンテンツ変換サービス利用でDITAへの移行計画が急速に進んだ事例、ユーザエクスペリエンスの向上を第一に考える発想、コンテンツをXMLへ移動する場合のROI (投資収益)の考察、制約を決めて情報を必要最小限にとどめ、開発プロセスを改善し合理化した事例など。
先端テクノロジー部門
このセッションでは、先端テクノロジーの重要性を議論、 HTML5、CSS3、 RelaxNG、QR コード、ipad、Android、RDF、DITA 1.3を含むDITAの未来に焦点が置かれました。
ドキュメント制作の分野は絶えず変化しています。モバイル文書 (タブレット、PC) そして、マルチメディア技術使用(3D)の増加は最新の傾向の一つです。ePub やeBook に代表されるように多くのEが存在し、昨年のDITA NorthAmericaでは、Eセッションはゼロだったのに、今年このカンファランスで5セッション登場しました。
DITA ベースの出版にHTML5 技術を適用し次世代のデバイスで、リッチで対話型で、アクセス可能なコンテンツを築くのに利用する例、HTML5のマークアップ、(ナビゲーション構造、コンテンツ要素、メディア要素)を用い、高性能なCSSを用い、JavaScriptを活用し、SVGを取り入れる例、DITA 事業のための新しい階層モデルを学ぶという新しい概念、Webを使ったトピックベースの出版アプローチの紹介、1つのCSS を使ってEpub、XHTML そして、PDF出力用のDITA-OTの構築例、DocBookベースの出版過程にDITAを導入にチャレンジした出版会社の事例、PDFを使ってタブレットに技術文書を配布する事の推奨、XMLスキーマ言語であるRelaxNGをDITAに取り入れた例、3D仮想コンテンツの利用で、開発コストの削減、グローバル市場での製品サポートの削減を計った事例など。
日系企業の発表サマリー
Epson America, Inc.:Measurable Success with a DITA CMS
エプソン・アメリカは3年以上、DITAコンテンツ管理とパブリッシング環境で実稼動しています。同社は正式な測定を行うことで実際の節約と効率性の定量化を図りました。
Fujitsu Network Communications:Migration to DITA: A retrospective
富士通ネットワークコミュニケーションズ(FNC)の技術出版部では、2008年からスタートしたDITA 移行プロジェクトについての発表を行いました。
Hitachi Data Systems:Hitachi’s Global DITA CMS Implementation Strategy
日立のストレージソリューション技術出版グループ(米国と日本の3つの国際部門でおよそ200人のライター)は、様々な日立製作所エンジニアリング・グループと共同して、エンドユーザ向け文書を作成しています。グローバル環境においてDITAを適用した経験を発表しました。
Ricoh:DITA Anchors and Development Across Agile Teams
RICHO社の製品のマニュアルを制作するにあたって、製品開発チームに影響を与えずヘルプ機能とカスタムソリューションを統合する方法が必要でした。DITAコードを使っての実践的なプレゼンテーションを行いました。
DITAコンソーシアムジャパンの派遣団による発表
近日中に、日本IBM本社(水天宮前)にてDITA Festaが開催されます。そこで派遣団によるプレゼンテーションを予定しています。
日程が決まりましたら、アンテナハウスのWebページでお知らせしますので、楽しみにお待ちください。
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


海外出展レポート CMS/DITA North Amrerica Conference 2012


CMS/DITA North Amrerica Conference 2012

CIDM(Center for Information-Development Management)によるカンファレンスで、年1 回開催されています。今回はカルフォルニア、サンディエゴにて4月23日から3日間に渡って実施されました。アンテナハウスはこのカンファレンスの出展会社であり、USオフィスから2名がスピーカーとして参加、またアンテナハウス日本からはDITAコンソーシアムジャパンの派遣団の一員として参加しました。
世界14カ国から318名が参加。4つのトラック、オーサリング、テクニカルソリューション、マネジメント、先端テクノロジーで構成され、76セッションに及ぶ熱気あふれるカンファランスでした。DITAの普及度はソフトウエア 30%、教育・研修 6%、技術文書ソリューション 5% であり、世界的なシェアの配分はNA(Norh America)72%、Europe 22%、Asia 4%、Africa 1%、Australia 1%、South Africa 1%と圧倒的に北米が多く、その中でも西海岸に集中しているのが特徴です。
オーサリング部門
DITA導入を行った様々な企業がその成功事例を発表したケースが多かったです。企業のグローバル化の急速な進展に伴い、マニュアル制作の統合をいち早く決断した企業が、コスト削減、市場への最短化を図るべく、いかにコンテンツの再利用が可能なDITAを採用したか、熱心な発表が行われました。
また、グローバルな企業での事例が多い中、教育産業で、教科書の作成にDITAは適していると判断、MathMLのサポートが必須だった事例は新鮮でした。
マニュアルは読み手のためのものです。そこでいかにユーザフレンドリーなものにするかといったテーマも目立ちました。技術文書の一部にビデオを盛り込む。例えば順を追って操作の仕方などサポート業務をドキュメントに代わって行う。YouTube、コミュニティ、ブログ、フォーラム、ツイッターなど顧客がアクセスする場所を想定し、Google 検索で可能にするなど、最新のテクノロジーを取り入れた例、3Dイメージの有効性など様々な発表が行われました。
一方、実践的なDITAコードの活用例、マニュアルなどの言語の統一に関する方法の説明など実践的な報告もあり、まさにDITA情報の共有の場であると感じました。
テクニカルソリューション部門
DITAとその関連技術についての発表がありました。翻訳向けのXML規格であるXLIFFの紹介、病院で文書を統合して配信するためのWikiの利用例、カスタムビルドでDITAシステムを構築した体験、DITA 1.2 の新しいリンク機能の紹介、DITA特殊化を取り入れiPADを使った製品購入や操作マニュアルの利用を可能にした例、検索可能なドキュメントを作るのにDITAの中でタグ付けする方法、テストを自動化するための様々なツールの紹介など。
またこの部門ではベンダーによるツールの紹介が盛んに行われました。DITAを採用するにあたってツール選びは非常に重要なポイントとなります。
この続きは月曜日にお話しさせていただきます。
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


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