タグ別アーカイブ: OSDC

ウェビナーでやります!!「LibreOffice VS OSDC 変換ガチンコ対決」

フリーのオフィスソフトとして有名な『LibreOffice』はWord/Excel/PowerPointファイルのPDF変換用としても利用されています。弊社アンテナハウス株式会社も、Office Server Documents Converter(以下、OSDC)という製品で同じようにPDF変換機能を提供しています。

そこで、今回は色々なOfficeファイルを実際に変換した結果を2021年3月23日(火)16:00でのウェビナーで大公開します。【ウェビナーは終了しました】

また、PDF変換以外の機能比較も行ってみます。

  • Microsoft WordからPDFへ変換結果比較
  • Microsoft ExcelからPDFへ変換結果比較
  • Microsoft PowerPointからPDFへ変換結果比較
  • 入力(読込)可能ファイルの比較
  • 出力(書出)可能ファイルの比較
  • I/Fの比較
  • 変換速度の比較
  • ■PDF変換結果比較
    【シンプルな機能チェック(グラフ、表、SmartArtや段組みなど)だけでなく、Webで公開され実際に使用されている】ファイルの変換結果の比較を行います。
    ■入出力可能ファイルの比較
    Office以外のファイルに対応しているのか、しているのであればどの様なファイル形式か、PDF変換以外に画像変換は対応しているか等を比較します。
    ■I/Fの比較
    新規・既存システムへの組み込みに必要なI/Fの種類を比較します。
    ■変換速度比較
    同じファイルセット(10ファイルほど)にどの程度の時間で変換できるかを比較します。
    実際の計測結果を以下に公開します。


    ウェビナー登録ページ【終了しました】

    〒103-0004
    東京都中央区東日本橋2-1-6 東日本橋藤和ビル5F
    アンテナハウス株式会社

    ◆ご購入に関するお問い合わせ(祝日を除く月~金曜日9:30~18:00)

    TEL:
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    E-mail:
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海外出展情報 その2

10月14から17日にロンドンで開催された S1000D User Forum は、航空宇宙および防衛分野の技術文書を作成する多くのアンテナハウスのパートナーおよび顧客と会うことができました。アンテナハウスは卓上展示とベンダーとしてのプレゼンテーションを行いました。フォーラムには世界中から300人以上の航空宇宙および防衛分野の専門家が集まりましたが、その出席者の多くに弊社の Antenna House XSL Formatter を使用していただいています。また同じく弊社の製品である Regressions Testing System と、OSDC (Office Server Document Converter) の PDF を SVG に変換する機能に大きな関心が寄せられました。航空宇宙および防衛分野で使用される技術文書においては、依然としてページ出力が非常に重要とされていますが、現在の目標はその文書をタブレット上に表示することです。SVG になぜ関心があるのかというと、そのページを表示する速度にあります。

プレゼンテーションでは Antenna House XSL Formatter を使用してS1000D サンプル文書をフォーマットし、PDF と SVG 出力を作成しました。次に Regressions Testing System のデモンストレーションでは2つのディレクトリにある8つのペアになっている文書(合計で2,000ページ)の内容の比較を行いました。 デモンストレーションでは各ペアの文書の全ての相違点を2分以内に発見することができました。


海外出展情報 その1

10月にAntenna Houseは、Xplor Webinarとロンドンで開催された S1000D User Forum / ILS specification day に参加しました。

今回はXplor Webinarのご紹介をしたいと思います。

10月16日に開催された Xplor International が主催する教育ウェビナーで、弊社のシニアアーキテクトであるトニー・グラハムはAccessibility Mattersを発表しました。多くのアンテナハウスの顧客とパートナーがこのウェビナーに参加し、Xplorのメンバーもこの話題に興味を持っていました。このウェビナーはデジタルの世界においてアクセシビリティがいかに、またなぜ重要であるかを学ぶ絶好の機会でした。

プレゼンテーションの中で、トニーはHTML、Web Content Accessibility Guidelines(WCAG)、およびPDF / UA(Universal Accessibility)標準のアクセシビリティ機能を調査しました。アクセス可能なHTMLやPDFを作成するために必要な情報は、通常ソースXMLに含まれているか、ソースXMLから推測できるため、ユーザーの行動よりもファイル形式に重点を置いて調査しています。ただしXMLそのものをユーザーが目にすることはほとんどありません。このウェビナーでは、神経障害や失読症などの学習障害のある人がアクセスしやすいように、コンテンツのスタイリングが持ついくつかの側面についても調査しました。

プレゼンテーションはこちらのYouTubeからご覧いただくことができます。

https://www.youtube.com/watch?v=X00icPURCvw&feature=youtu.be


『Office Server Document Converter』OpenXMLSDKでマージしたdocx(Word)文書の対応

現在のOffice Server Document Converter(OSDC)(V7.0)はマージされたWord文書に対応していません。ユーザからの要望がありマージされた文書への対応を検討しています。

Word文書内のwordフォルダはいくつかのxml文書で構成されています。

document.xml 本文
fontTable.xml フォント
settings.xml セッティング
style.xml スタイル
footer1.xml フッタ
header1.xml ヘッダ
footnote.xml 脚注
endnote.xml 文末脚注
numbering.xml 箇条書き設定

などです。
OpenXMLSDKでマージした文書にはこのwordフォルダ内にマージされたWord文書がそのまま入っています。

afchunk1.docx

このdocxファイルの参照は本文中にある<w:altChunk>から行います。

 <w:altChunk r:id="AltChunkId0"/>

ファイル_rels/document.xml.relsからr:idに対応する文書を得ます。

 <Relationship Type="http://schemas.openxmlformats.org/officeDocument/2006/relationships/aFChunk" Target="/word/afchunk1.docx" Id="AltChunkId0" />

これで、マージされたWord文書(Target=”/word/afchunk1.docx”)を得ることができます。

このファイルはWord文書そのものです。

<w:altChunk>というエレメントはBlock要素です。

 <xsd:group name="EG_BlockLevelElts">
    <xsd:choice>
      <xsd:group ref="EG_BlockLevelChunkElts" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/>
      <xsd:element name="altChunk" type="CT_AltChunk" minOccurs="0" maxOccurs="unbounded"/>
    </xsd:choice>
  </xsd:group>

Block要素としては<w:p><w:tbl>などがあります。
これらの要素と同じように処理すればマージした文書になるはずです。

<w:p/><w:p/><w:p/>
<w:altChunk/> ここにマージ文書を挿入する
<w:p/><w:p/><w:p/>

document.xml内は

<w:document>
 <w:body>
  <w:p/>
  <w:p/>
  <w:tbl/>
  ...
  <w:p/>
 </w:body>
</w:document>

のように並んでいます。
マージするとき、 <w:document><w:body>の処理を行えば、内部は外側の文書と同じBlock要素として処理できます。問題は、あくまで別文書として処理しなければいけない。外側と、内部文書では参照するファイルが異なります。style.xmlなどは独立した設定になるはずです。

OSDCでは <w:altChunk>で指定されたWordファイルから新しいdocumentクラスを作成する。
documentクラスからページ作成を継続する。
documentクラスの処理が終了したら親のdocumentの<w:altChunk>に戻り処理を継続する。
このような実装を行っています。

今後も要望などを検討しよい製品にしていきます。


海外出展情報 その2

Tekom 2018

The European Association for Technical Communication  (欧州技術通信協会)は、11月13日から15日までドイツのシュトゥットガルトで開催される TCWorld aka Tekom  という年次の会議を主催しました。Tekom Europe は、世界最大のテクニカルライターの専門家向けの協会です。

Tekom では、PDF が今日使用されている最も一般的なドキュメントフォーマットであり、PDF を中心としたアンテナハウスの製品には常に大きな関心が寄せられています。 アンテナハウスは、AH Formatter V6.6Office Server Document Converter V7.0PDFXML変換ライブラリV2.0web Interface for AH FormatterWeb Interface for OSDC Regression Testing System V1.4 などの製品を紹介しました。

Tekom の参加者のあいだでは、XSL-FO は最適な組版ストラテジーとして選択されていますが、またページ組版としてのCSSにも非常に興味が持たれています。 AH Formatter V6.6 では、CSS の機能が改善されました。また、Formatter と CSS の併用に興味がある開発者のために、弊社ウェブサイトで CSS ページ組版入門 第4版 を公開しています。またプリントオンデマンド版がAmazon.co.jp から販売開始されました。

アンテナハウス(海外サイト)
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海外出展情報 その1

DITA Europe

昨年の11月5日から6日にかけて、アンテナハウスはオランダのロッテルダムで開催された CMS/DITA Europe でスポンサーとして参加しました。 第14回目にあたる Content Management Strategies/DITA Europe であり、2日間にわたって DITA に関する貴重な情報がふんだんに提供されました。会議では、参加者は Technology Test Kitchen と呼ばれるセッションで、発表者が新しい DITA ツールまたは CMS の使用方法を説明した後に、一緒に実地経験を積むことができました。

アンテナハウスは、DITA Open Toolkit 用の Antenna House PDF5-ML プラグイン を使用して、1つの DITA 文書に複数の言語をフォーマットする方法についてのデモを Technology Test Kitchen で発表しました。 PDF5-ML プラグインは AH Formatter と連携して動作するように設計されており、DITA Open Toolkit が提供するデフォルトの PDF プラグインよりも使いやすく、変更や管理が簡単で、尚且つパワフルです。 参加者は、PDF5-ML プラグインに大きな関心を示し、多言語ドキュメントを修正して PDF 出力を生成することがどれほど迅速かつ簡単であるかを体験しました。

セッションの合間には、参加者と席者と出展会社が集い友好を深めるための休憩室が設けられていました この会議の出展会社の多くはアンテナハウスのパートナーであり、また参加者の多くは AH Formatter のユーザでしたので、彼らと再会し、ソフトウェアの新機能を紹介し、パートナーシップを強化すべく今後のプランについて話し合う絶好の機会であったと思います。

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アンテナハウス製品におけるJava 11以降の動作確認と動作保証

2019年1月でJava 8のサポートが切れます。
そして、2018年9月下旬、Java 11が予定通り出荷され、お客様からの問い合わせが入っていますので、アンテナハウス製品におけるJava 11以降の動作確認、動作保証について、現段階での方針をお知らせします。

Oracleが、これまで無償で配布してきたJDKのサポートを有償化するという話が出て、いろいろと混乱した話が飛び交いましたが、OpenJDKを使えば、無償で使えます。
OpenJDKは、OracleからJDKのソースコードの提供を受けて、いろんな企業や団体がビルドして無償で配布しているもので、企業や団体によって、有償サポートがあったりなかったり、サポート料やサポート期間もマチマチです。
この辺は、Linuxに各種のディストリビューションがあるのと似ています。
詳しい話は、参考に挙げた記事やサイトをお読みください。

アンテナハウスは、OpenJDKの中でも、LTS(Long Term Support)バージョンのOpenJDKを、無償で、最低4年間は、セキュリティやバグフィックスのアップデートを提供するといっているAdoptOpenJDKによって、動作確認と動作保証を始めています。
AdoptOpenJDKのJava 11は、最低、2022年9月までアップデートが提供される予定です。

AdoptOpenJDK

AdoptOpenJDK Support

First Availability End of Availability [1]
Java 8 (LTS) March 2014 At Least Sep 2023 [2]
Java 9 Sept 2017 March 2018
Java 10 March 2018 Sept 2018
Java 11 (LTS) Sept 2018 At Least Sept 2022 [2]

AdoptOpenJDKでダウンロードできるバイナリのうち、アンテナハウスが動作確認、動作保証の対象とするJava 11は、「OpenJDK 11 Hotspot」です。
Hotspotは、元々Sun(Javaの本家)が作ったJVM(Java仮想マシン)です。Oracleがメンテナンスや機能拡張をしています。これがリファレンスと考えてよいので、このJVMのみ動作保証対象にする予定です。
理由は、JVMは多くの実装があるので、やり出したら、きりがないからです。
たとえば、上記サイトには、Java 11でも、
「OpenJDK 11 with Eclipse OpenJ9」
がありますが、OpenJ9は、IBMが開発したJVMです。これは動作保証の対象にはしない予定です。
アンテナハウス自身が、動作確認、動作保証をするJVMを限定することについては、何卒、ご了承ください。

現在、アンテナハウス製品で使われているJavaのコードは、Java 8のコンパイラでビルドして出荷していますが、動作確認を始めた製品では、いずれも、問題なくJava 11で動いています。
アンテナハウスの製品のうち、Javaを使っている製品については、いずれ、各製品のウェブページで、動作確認が取れたことをお知らせしていく予定です。
なお、Java 8のコンパイラからJava 11のコンパイラに切り替える時期は未定です。
Java 11のコンパイラでビルドすると、Java 11の実行環境が必要になり、Java 8では動かなくなることが予想されます。
2019年1月でJava 8のサポートが切れるといっても、すぐ、Java 11に乗り換えられるお客様は、そんなに多くないだろうと考えていますので、2019年早々のコンパイラの切り替えは考えていません。
Javaを使っているアンテナハウス製品のリリース時期によりますが、今後、1年から数年をかけて、コンパイラを切り替えていくことになるでしょう。

参考:
【GlassFish勉強会レポート】各JDKベンダの動向を知ってJava 11に備えよう
2018年10月5日
杉山貴章

Javaは今も無償です

Oracle Java SE サポート・ロードマップ
(2018年 9月25日更新)

Time to look beyond Oracle’s JDK
Monday, 3 September 2018


海外出展情報 その2

アンテナハウスは、5月30日~6月1日にシカゴで開催された Society for Scholarly Publishing Annual Meeting (学術出版協会)に出展しました。初めての出展となります。ここではアンテナハウスが参加者のあいだでも、出展者のあいだでも非常に知名度が高かったことに驚き、またうれしくもありました。このカンファレンスは学術誌に焦点を置いています。SSP は創立40周年を迎えました。学術誌出版における過去とこれからの展望、収益モデルの変更、資金調達の課題、規制の変更、技術の革新、新しいマーケットの確立などがテーマとなりました。

6月9日と10日にロンドンで開催された Markup UK に出席しました。 Markup UK では弊社社員 Tony Graham が “Introduction to CSS for Paged Media” を発表しました。ここで発表した資料は ここ から入手可能です。 ページ出力に CSS を使用することに多くの関心が寄せられました。なお現在このチュートリアルは英語版しかありませんが、日本語版も作成中で近々公開の予定です。

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海外出展情報 その1

5月から6月にかけて、アンテナハウスは3つのカンファレンスに参加しました。

1月に参加したPDF Days はワシントンで開催されましたが、5月にはドイツのベルリンでも PDF Days  が開催されました。アンテナハウスは再びこの会議に参加して参りました。PDF Association の主催で行われ、PDF Association のミッションは世界中の関係者のための 教育、専門知識、経験を共有し、PDF 技術を使用したオープンスタンダードベースの電子文書実装を促進することであると明記されています。アジェンダ を見てみますと PDF2.0、アクセシブル PDF 関連が多く、署名、暗号化、また最近実施となった GDPR 準拠に触れて “GDPR and PDF Are you ready?” なんてセッションもありました。やはり一番は PDFア クセシビリティに最も関心が集まったようです。アンテナハウスは PDF Association の会員です。

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海外出展情報 – PDF Day Washington DC

US アンテナハウスは来たる 1月29日にワシントン DC で予定されている PDF Day に参加します。 これは、米国政府が今後 PDF をどのように使用するかについて、アンテナハウスが学ぶまたとない機会です。 このイベントは、PDF Association が主催しており、National Archives and Records Administration(NARA)(アメリカ国立公文書記録管理局)が実行委員を務めています 昨年、Antenna House は PDF Association に参加しました。今回の PDF Day は、参加して以来初めて開催されるイベントです。

参加の目的は、新興の PDF テクノロジーを理解し、ユーザコミュニティと開発者コミュニティの両方のニーズをよりよく理解することです。 選択可能なセッションは合計18種類あります。 アクセシビリティ、アーカイビング、将来的な文書に関して政府が戦略的方向性として取り上げているセッションなどに参加を予定しています。 NARA の新たなドラフト戦略ガイダンスによると、連邦政府の公文書記録管理局は紙の文書をもはや受け入れない日を2022年にすることを目標としています。

PDF は世界的なデフォルトの電子文書技術であり、米国政府の公式電子文書技術です。

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