月別アーカイブ: 2013年3月

Windowsの種類による動作の違いについて(2)

おはようございます。

今日は、昨日のその1例をご紹介します。

 「PDF Server V3」では「TIFF」の出力が可能になっています。
TIFFでは画像を圧縮する事が出来ますが、「PDF Server V3」でもいろいろな圧縮が可能になっていますが、「Windows Server 2003/R2」をご利用の場合、設定によっては少し困った事になります。

実は「Windows Server 2003/R2」では、TIFFの「JPEG圧縮」と「DEFLATE圧縮」の2つは読み込みに対応していません。実際にこの2つの圧縮を行ったTIFFを「Windows Server 2003/R2」で表示(Windows 画像とFAXビューア)すると「プレビューを利用できません」と表示されます。

 変換(圧縮)自体は「PDF Server V3」内で行うためにどの圧縮方法を指定しても問題ないですし、「Windows Server 2003/R2」で表示できなくても「Windows 7/8」であれば問題なく表示されます。
通常、「PDF Server V3」で変換したファイルは、サーバー上ではなくクライアント上で必要になる事がほとんどですので、問題になる事はあまりありません。

 ただし、PDFファイルをOCR処理する場合に不都合が出て来ます。

 「PDF Server V3」ではPDFファイルをOCR処理する場合、一度TIFFファイルに変換しています。
この時、変換設定の「出力設定」→「TIFF設定」の内容で変換を行っています。
これはTIFF出力の処理を使っているためなのですが、この時に「JPEG圧縮」か「DEFLATE圧縮」を指定しているとOCR処理が失敗してエラーが起きます。

 これはTIFFファイルの読込みにWindowsの機能を使っているためで、「JPEG圧縮」もしくは「DEFLATE圧縮」で出力は出来ても、今度はそれを読み込むことが出来ないため、エラーになってしまいます。

ところが、これらの処理を「Windows Server 2008/R2」で行なうと何の問題も無く変換出来てしまいます。

 このようにOSのバージョンによってはうまく動作しないケースも出て来ます。
出来るだけ対応するように心がけてはいますが、機能のすべてを網羅するのは古いOSでは難しい事もあります。

そのために評価版も用意しておりますので、お客様におかれましては、動作環境と同等の環境を用意した上で検証されることをお勧め致します。

 あと、「PDF Server V3」は最新MRから「Windows Server 2012」にも対応しております。

PDF Server 動作環境

どうぞお試しください。

PDF Server 製品ページ(https://www.antenna.co.jp/psv/


Windowsの種類による動作の違いについて(1)

おはようございます。
今日は、「PDF Server V3」の動作周りを話題にします。
 「PDF Server V3」は今までのバージョンと異なり、対応するOSがWindowsサーバーのみになっています。もっとも「PDF Server」をご利用いただいているお客様の対応を見てみるとほとんどのお客様がWindowsサーバーで運用されているため、この点でのV3について苦情は出ておりません。
 それではクライアントOSでは動作しないのか、と言えば実はそんな事もなく、簡単な動作確認であればクライアントOSでもなんら問題はありません(公式ではこれには触れておりません)。
そもそも開発自体、最初の動作試験はクライアントOSで行っております。
 ではナゼ「クライアントOSを除外したのか」と言えば、
1)製品名が示す通り、「サーバー上で動作させる事を目的としたソフトウェア」であるから
2)第二にクライアントOSの仕様上の都合があるから
 見た目にはWindowsのサーバーとクライアントOSに大きな違いはありません(もっともサーバーOSの構成方法によってはかなり違いますが)。
 ただし、細かい部分では結構違いがあります。
 例えばソフトウェア的に見ればメモリの管理方法が異なっています。
 これは端的に言えば同じマシンスペックでも、サーバーOSとクライアントOSで「PDF Server」を動作させた場合、変換出来るファイルサイズの上限に違いが出て来ます。
 実際、クライアントOSでは変換出来ない大きなファイルでも、サーバーOS上では変換出来たと言う例はあります。
 あとはネットワークの接続制限でしょうか。
 WindowsはXPからクライアントOSへの端末接続を10までと制限しています。サーバーOSはライセンスを購入する事により10台以上の接続も可能になっています。
 「PDF Server」は複数の人が利用できるように考慮されていますのでこの辺も考慮してサーバーOSを推奨しています。
 それ以外にも「ユーザーアクセス制限(UAC)」やセキュリティの問題もあり、いろいろ面倒な手続きが必要になってしまいます。これらを勘案した結果「サーバーOS」限定にしました。
 ただ、サーバーOSでも少し注意が必要です。
 「PDF Server」は開発時の最新OSをターゲットに作成・テストを行っています。その上で他のOSもテストを行い動作を検証します。V3では「Windows Server 2008 R2」がメインになっています。機能設計や確認を行う時も当然最新のOSがターゲットなのですが、そのために古いバージョンのOSでは若干注意が必要になるケースも存在します。
明日は、その事例について、紹介します。
AH PDF Server 製品ページ


鈴鹿

こんにちわ。
週末、鈴鹿サーキットで開催された「モータースポーツファン感謝デー」に行ってきました。
バイクやSUPER GT、F1などが走りまわり、ドライバーがおしゃべりし、過去の熱い戦いを振り返る、・・・といっても、私はこちらの方面に詳しいわけではないのでよくわからないのですが。
当日は、ピットやコース上を歩くこともでき、ちょっと感動です。

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日本アニメーションの舞台裏

こんにちわ。
先日、「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展」に行ってきました。
「天空の城ラピュタ」、「火垂るの墓」、「もののけ姫」、「時をかける少女」などの美術監督を務めた方です。
私は「火垂るの墓」は見ていないのですが、その他の映画については、心に残る風景がいくつもあります。会場には、アニメーション用の背景画やイメージボードなど約160点が展示されており、美しさ、ち密さに感嘆しました。
山本さんのトークショーがありお話を聞いてきました。長崎の五島列島のお生まれで、九州のなまりが残る朴訥とした、温和な話しぶりをあたたかく感じました。
背景画作成のために、やはり、取材やスケッチ旅行はされるそうです。「火垂るの墓」は神戸、「もののけ姫」では屋久島、「時をかける少女」のモデルは西武新宿線中井駅や目白あたり。
でも、なかには、写真資料で済んでしまったという作品も。テレビアニメの「名探偵ホームズ」を手掛けたときは、ブリティッシュカウンシルなどから大量の資料を借りて描けてしまったので、ロンドンに行き損なったとか。。
印象に残ったのは、「火垂るの墓」の背景画作成のときの話でした。

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観光

JoAnnさんにはお忙しい中ハードなスケジュールでDITAの講演を行っていただきました。日本を少しでも楽しんで頂きたく、帰りのフライトまでの半日を観光にご案内しました。
今まで数回日本にいらしたことがあり、浅草を訪れたのも2回目だったのですが、20年ほど前の当時と何も変わっていない町並みに感激されていました。雷門を前にして右手を見ますと、巨大なスカイツリーの全容が現れました。これは今回初めての光景です。
まずは仲見世通りでショッピング。お孫さんのお土産にポケモングッズが欲しいとのこと。そういったものはここにはないと思いますよ、と言おうとした矢先、あるではありませんか。誰も持っていないカードが欲しいのよ。それに日本から買ってきたって言ったら喜ぶに違いないとポケモンカードを手にしました。そういえば、何年か前アメリカのXMLカンファランスで出展した時も、Formatterの機能説明をしていたのが、いつの間にかポケモンの話を振られたことがあったなあと思いだしました。ポケモンってそんなに海外で人気なんですね。
ご自分用にも、江戸趣味小道具のお店でお気に入りを見つけ購入。なかなか渋いです。
浅草堂本堂でお参りをし、さて小腹がすいたところでうどん屋さんで腹ごしらえ。
タクシーの運転手さんがかっぱ橋道具街も行ってみるといいですよ。といっていたので
早速、次はかっぱ橋へ。行き当たりばったりで入ったお店で素敵な信楽焼きの一輪挿しをみつけました。1つとして同じ焼き上がりがない中で、少し灰かぶりのある趣のものを選んでいました。選び方は日本人より日本的なセンスです。
さすが日本一の道具専門の問屋街。調理器具から包材、塗り物食器なんでも品ぞろえが半端ではない。日本製の上等な包丁を見つけ、ご自分用に購入されました。もっと時間があったらなあと思いつつ、かっぱ橋道具街を後にしました。
JoAnnさん、是非また近いうちに日本にいらしてくださいね。3日間本当にありがとうございました。
■アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


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