カテゴリー別アーカイブ: XML-DITA

2015年10月16日に AH Formatter 事例紹介セミナーを開催します!

アンテナハウス株式会社は、来る 2015年10月16日(金)に『AH Formatter』をご利用いただいているお客様から実際の使用例を伺う事例紹介セミナーを開催します。今回は『AH Formatter』利用の定番、例規集やマニュアルの組版だけでなく、DITA を利用した事例も紹介します。

『AH Formatter』のセミナープログラム
AH Formatter 事例紹介セミナーのスケジュール

今回は、同日同時間帯に『AH Formatter』のほか、「OEM/ASP製品」との二本立てで行います。
セミナーの詳細及びお申し込みは、次の URL をご覧ください。
アンテナハウス 事例紹介セミナー Autumn!(こくちーず)

皆様のご参加をお待ちしております。


新人から見たDITAの現状

私は DITA 関連サービスの営業を始めて3ヶ月目の新入社員です。まずは商品知識の習得という事で、日々XML や DITA の勉強を続けております。

そんな中で、気が付いたことがありました。DITA について調べようとすると、海外(特に英語圏)の情報は集まるのに、日本の DITA の情報はほとんど集まらないのです。公開されている DITA の導入事例の数も、日本とアメリカで大きな開きがあります。国土の差や企業数の差を考慮しても大きな開きです。また、DITA に関するコミュニティ(Yahoo や LinkedIn 等)も英語のコミュニティは頻繁に更新されているにもかかわらず、日本のコミュニティはほとんど更新されないか、同じ人が更新を続けているという状況です。何故このような差が生まれているのでしょうか。色々と調べてみました。

そもそも、DITA は企業がドキュメント作成の効率化とコストカット、及び品質の維持を目的として導入するものですので、個人の消費者によるコミュニティの盛り上がりは期待できません。その為、DITA に関わっている、もしくは DITA に関心のある企業の方が積極的に発言・情報公開をしなければ、DITA のコミュニティは盛り上がる事はないでしょう。

DITA を企業内で導入するだけならば、情報公開もコミュニティの活性化も必要はないはずです。ですが、DITA 関係者の間からは「DITA の導入促進にはコミュニティの活性化が必要だ」という声がしばしば上がっています。何故、DITA に関する情報公開やコミュニティの活性化が重要なのでしょうか。それは DITA の導入において使用するエディタが Word から XML エディタに変わるだけではなく、文章作成からパブリッシングに至るまでの「仕組み」が変わることを意味するからです。

極端な事を言えば、エディタを変えるだけなら、既存のエディタを置き換えて使う人が個人で勉強すればいい話です。ですが、DITA 導入は仕組みを変える事ですので、エディタを変えるだけでは済みません。エディタの使い方はもちろん、既存のドキュメントの変換、ライターの育成、そしてデータ管理の方法など、導入に際してやるべきことはたくさんあります。当然、相応の費用と人員、そして情報が必要になります。

費用と人員は企業内で用意できると思いますが、情報はどうしたらいいのでしょうか。そこで DITA のコミュニティです。コミュニティで情報交換(シェア)を行うことで自身の知りたい情報が得られるだけでなく、DITA の知識を持った専門家とコンタクトをとる事も出来るでしょう。逆に自分たちが持っている情報を公開することで、これからDITAを導入しようとする人の参考にしてもらう事もできます。

先に日本の DITA コミュニティが盛り上がりを見せていないと書きましたが、理由はいろいろあると思います。機密事項になっている為に公開出来ないといった企業の事情もあれば、コミュニティはいらないから情報だけ欲しいという場合もあるでしょう。あるいは、自社が何をしているのか競合に知られたくないという思いもあるのかもしれません。

ですが、海外の DITA カンファレンス(DITA North America, DITA Europe)では多くの企業が自社の DITA 導入事例、そして導入の経過まで公開しています。それらの企業が不利益を被っているという事はありません。それどころか、日本人でも知っているような大企業も(自社の PR も兼ねて)事例を発表しています。つまり、先に上げたようなコミュニティが盛り上がらない理由というのは、ほとんどが杞憂である可能性が高いのです。海外の事例公開の多さは、秘密主義である必要はない事、情報をシェアすることが損にはならない事を示しています。

私は、日本でも海外同様に DITA 関連のコミュニティが盛り上がる事、そして DITA 事例の公開が進むことを期待しています。それは自社の利益になるだけでなく、DITA を導入する企業全ての利益ともなるからです。


XMetaL の FAQ を DITA 化しました

DITA のオーサリングで好評の XMetaL ですが、FAQ のページコンテンツを DITA 化しました。

ざっくりと概要を書くと
* 複数のバージョンの XMetaL の FAQ で部品共有できるものは共有する
* keyref 属性の有効利用
* 条件処理の有効利用
* トラブルシューティング情報タイプの導入
* 体裁を部分的に変更するための特殊化
です。

結果として、管理するトピック数をおおよそ半減することに成功しました。

詳しくは「DITA 採用事例(XMetaLのFAQをDITAで作る)」をご覧ください。


“focheck” – XSL-FO と AH Formatter 拡張仕様の検証ツールを公開!

XSL-FO と『AH Formatter』拡張仕様の妥当性を検証する “oXygen” のアドオンとして、このたび弊社開発の『focheck』(オープンソース)が GitHub より利用可能になりました。
focheck – Validate XSL-FO and Antenna House extensions in oXygen or standalone

※ 『focheck』は、”oXygen XML Editor” 上で XSL-FO の詳細な妥当性チェックをするために “Relax NG(リラクシング)” と “Schematron(スキマトロン)” をバンドルしています。

※ 『focheck』は開発進行中の製品です。そのためまだすべての XSL-FO プロパティの解析や、XSL-FO 仕様の試験を終えていません。ご要望やお気付きの点がございましたら、なにとぞお知らせくださいますようお願い申し上げます。


troubleshooting(DITA 1.3)

なかなか勧告されない DITA 1.3 ですが (^^;  期待している方も多いはず。
中でもやはり最大の注目は troubleshooting でしょうか。
新たに troubleshooting トピックタイプが追加されたり、タスクの中にも troubleshooting が記述できるようになるみたいです。

そこで troubleshooting トピックタイプについて少し調べてみました。極めて大雑把ですが次のような構造になるようです。

 DITA 1.3 troubleshooting1

まず「症状」の記述があって、その下に「原因」と「対処法」が続く構造ですね。
具体的にイメージできないので、試しにオーサリングしてみました。

DITA 1.3 troubleshooting2

私自身オーサリングの専門家ではないのでちょっと怪しげかもしれませんが、上のような感じになりました。
もし「その書き方は間違っているよ」という部分がありましたらご指摘ください。


DITA Festa2015 Kyoto

少し古い話題になってしまいますが、3月20日に恒例の DITA Festa が開催されました。今回は京都での開催です。
昨年2月には大阪で開催していて、そのときと比べて少し参加者が少なかった感があるのですが、それでも皆さんが熱心に各セッションに耳を傾けていらっしゃったのが印象的でした。
詳しいアジェンダはDITAコンソーシアムジャパンのWEBページをご参照ください。

DITA Festa2015 Kyoto の様子

DITA Festa2015 Kyoto の様子

まず最初に「SAPにおける大規模DITA導入事例」のセッションです。これは昨年11月に東京で行われた DITA Festa でもあったセッションなのですが、そのときの参加者の評価が非常に高く、今回もドイツからSven Leukert氏をお招きして事例発表をしていただきました。

  • CMS上にある130万ファイル以上のオブジェクトから、1日に12,000以上の成果物を生成
  • 300人以上に対して教育、役割の定義、サポートやコミュニケーションチャネルを設定を実施

という大きな規模の事例で、参加者の方々からは「非常に参考になった」という声が聞かれた反面「あまりに大規模過ぎて…」という声もありました。
質疑応答の中で「コストダウン前提ではなく改革なんだ」とおっしゃっていたのが印象的でした。

続いて DITA Europe 2014 に参加されたIXIASOFTの村田氏とPFUソフトウェアの竹森氏の報告です。両氏が DITA Europe で聞いて来たなかで、興味深かったセッションをかいつまんで報告してもらいました。
個人的に面白いと思ったのが「失敗するコンテンツ管理プロジェクト プロジェクト初期におけるその兆しと解決方法(Mekon社)」です。「こうするといいよ」みたいな切り口での話はよく聞きますが、ここでは「こうしちゃだめだよ」という切り口で話を聞けました。
それから「執筆ガイドラインをきちんと作ってそれを遵守しないとだめ。インフォメーションモデルだけでは十分でない」というのも説得力があります。

そのあと10社のベンダー企業から各社のサービスや製品の紹介があり、全体として非常に密度の高いイベントとなりました。


DITA Festa 2014(2)

11月4日~5日の二日間にかけて恒例のDITA Festaが開催されました。今回のテーマは「DITAによる制作環境とプロセスの構築」です。

二日目はパナソニックさんの導入事例紹介とDITAユーザー交流会さんの「DITAを使ったマニュアル制作プロセスと制作に携わるメンバーの役割について」の研究発表、IA部会の「DITA1.3のポイント」、そしてPFUソフトウェアさんとNECマネジメントパートナーさんがそれぞれ提供しているDITA制作や翻訳サービスの紹介を行いました。

DITAユーザー交流会さんの研究発表では、マニュアル制作にあたっての工程と役割を事前にきちんと整理しないとだめだよという話があり、これは前日のSAPの事例紹介とも重なっている重要なテーマなのだと思います。

IA部会からは来年勧告されるであろうDITA1.3仕様のキーポイントについて分かりやすい解説がありました。
現在のDITA1.2でも1冊のマニュアルの中でひとつのトピックファイルを複数箇所から参照することは可能なのですが、その参照されるトピックファイルの内容を(動的に)ほんの少しだけ変更したいときにちょっとした弱点があります。DITA1.3ではkeyscopeという仕組みが新たに追加され、従来あった弱点を克服できます。

こういった新機能の解説をIA部会の平井さんが行ったのですが、平井さんのお作りになるプレゼン資料はいつも見やすく的確で個人的に大好きです。

DITA Festa-2日目

Festa終了後に「keyscopeの機能は喉から手が出るほど欲しかった」と複数の方がおっしゃっていたのが印象的でした。


DITA Europe 2014 / DITA-OT Day

おはようございます。海外営業グループからの報告です。

来たる11/17、18日にドイツのミュンヘンでDITA Europe / 2014 DITA-OT dayが開催されます。そして続く20日にはDITA-OT Dayが開催されます。アンテナハウスは今年も参加して参ります。

DITA Europe 2014では、オープンマイクの飛び入りステージでアンテナハウスは弊社で開発したPDF5を披露してくる予定でいます。USの営業担当と日本の技術担当が協力して、現在プレゼン資料を準備中です。発表は2人のコラボで行います。きっと注目を集めるであろうと期待しています。

    *「DITA Open Toolkit (DITA-OT)」は、DITA で記述された XMLインスタンスを出版するためのオープンソース出版システムです。

    * PDF5 はアンテナハウスが開発したサンプル DITA-OT プラグインです。ほとんどの DITA 1.2 仕様の索引機能を実装し『AH Formatter』を用いて、PDF を出力します。

    *「I18n Index Library」プラグインは、複数の「DITA-OT」プラグインから、「I18n Index Library」の機能を使えるようにした、独立した「DITA-OT」プラグインです。

続くDITA-OT Dayでは、プレゼンテータは主にDITA-OTの開発者で構成され、アジェンダによると、新バージョンのDITA1.3についての説明、その拡張機能、PDFプラグインのカスタマイズ等 より実践的なストーリーが聞けるだろうと期待されます。欧米で広く活用されているDITAの先端情報を得るため、日本からは技術担当が参加いたします。そして、日本でのDITAの啓蒙活動、普及促進活動、市場の活性化をはかるべく、得た知識を今後の開発に生かしてまいります。

アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


DITA 1.3 – Troubleshooting

2015年第1四半期目標のDITA1.3ですが、やはり目玉としてはトラブルシューティング記述の強化でしょう。いろいろなところから早く実装して欲しいという声が上がっていたものです。

まず新たな情報タイプ(トピック)としてのトラブルシューティングは当然として、その他にも既存のtaskトピックの中にトラブルシューティングをちょこっと書けたり、それからnote要素のtype属性に”trouble”という属性値が追加されるみたいです。

今までだってトラブルシューティングは(それなりに)書けたわけですが、こうしてセマンティックにきちんと記述できるようになるということは、後々のコンテンツ再利用にはうれしいですね。


DITA 1.3 – Branch filtering

DITA1.3の仕様がもうほぼ固まっているようですね。2015年第1四半期目標のようです。

https://www.oasis-open.org/committees/download.php/53798/Master_Presentation_14.pdf

これを見るとずいぶんと盛りだくさんの機能拡張が行われるようです。
個人的におもしろそうだなと思ったのは「Branch filtering」という機能です。

<topicref href=”parent.dita”>
 <ditavalref href=”conditions.ditaval”/>
 <topicref href=”child.dita”/>
 <topicref href=”child2.dita” audience=”abc”/>
 <topicref href=”child3.dita”/>
</topicref>

こんな感じで使うようです。

今まではDITAVALはビルド毎に1つしか指定できなかったと思うのですが、このサンプルを見るとどうやら部分的に別のコンディションを当てることができるみたいですね。
たとえば、グローバルフィルター(既存のDITAVALの機能)でLinuxに関する記述はすべて出力するように設定しておいて、今回追加されるBranch filteringの機能で、出力する情報をLinuxの特定のバージョンのものだけに(部分的に)絞り込む、というような使い方を想定しているみたいです。

まあ、きっとトピックの再利用性は高まるでしょう。使いこなせれば、ですけど…


Pages: Prev 1 2 3 4 5 6 7 Next