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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (43)Wordのコピー&ペーストによるハイパーリンク作成

本連載の第41回『HTML on Word』の使用例(5)ハイパーリンクの編集と変換で、Microsoft Wordのハイパーリンク作成機能の概要を紹介しました。

その後、これをもとに、WordのハイパーリンクとHTML変換のWeb記事を書こうと考えて調べていたところ、Wordには「コピー&ペースト」でハイパーリンクを作成する機能があることが分かりました。次に本機能を簡単に紹介します。

リンク貼り付け
リンクのターゲットにしたい文字列などを選択、コピーし、次にそれを貼り付けるとき「形式を選択して貼り付け」のダイアログで「リンク貼り付け」をチェックします。

リンク貼り付けを選択

リンク貼り付けを選択

リンク貼り付けでは貼り付ける形式を選択できますが、Word Hyperlinkを選択すると貼り付けた箇所からコピー元の位置をターゲットとするリンクを設定できます。

リンク貼り付けを実行すると、ターゲット位置の前に「_Hlk」から始まる数字を含むブックマークが自動的に設定されます。

自動的に作成したブックマーク

自動的に作成したブックマーク

なお、リンク貼り付けで、Word Hyperlink以外の形式を選択すると、ハイパーリンク形式ではなくてフィールド機能を使うため、ハイパーリンクにはなりません。なお、このWord Hyperlinkは比較的新しい機能とみられます。docxのファイル形式が最新(2019年11月時点)でないと使えません。

次は、文書の冒頭の文字列をコピーしてリンク貼り付けをした例です。

Word Hyperlinkでリンク貼り付けを設定したテキスト

Word Hyperlinkでリンク貼り付けを設定したテキスト

関連記事:
ハイパーリンクとは何? Microsoft Wordのハイパーリンク編集機能の概要とWebページのハイパーリンクに変換する方法


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10月12日「ちょっと一息・アンテナハウスウェビナー」の録画がYouTubeで公開されております。(リンクをクリックするとYouTubeを表示します。)

(1)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.1 予備知識

「コンテンツ」、「HTML」、「タグ」、「レイアウト」、「CSS」といった基礎知識の説明です。

(2)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.2 タグを書かずにHTMLを作る、これまでの方法

「タグ」を書かずにHTMLをつくる、代表的なサービスや技術、問題点などを簡単に紹介します。

(3)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.3 WordからHTMLを作る、これまでの方法

Wordでも、HTMLは作れます。また、Word文書からHTMLを作る方法もいろいろ世間に提供されています。しかし、やはりあまり使われてはいないようです。なぜでしょうか。

(4)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.4 新しい解決策:『HTML on Word』

Word文書を「綺麗な」HTMLにすることを可能にした、新しい解決策『HTML on Word』を、簡単なデモを交えて紹介します。うまく使うには「印刷用」というレイアウトからの脱却が必要です。


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索
◆前回:(42)Wordの箇条書き再訪
◆次回:(44)Word文書をHTMLに変換するHTML on Word V1.1で表のヘッダー行、ヘッダー列の変換機能などを追加
シリーズ総目次


2022年1月1日より施行される電子取引データ保存義務をご存じですか?

法人税法とその施行規則では、取引書類を書面で保存することを義務付けています。

取引書類は書面(紙)で保存する義務がある

取引書類は書面(紙)で保存する義務がある

電子帳簿保存法第四条の規定により、所定の要件を満たせば、紙に代えてデジタルデータで保存ができます。これは希望する場合のみのオプションです。

電子帳簿保存法(電帳法四条):紙に代えてデジタルデータで保存できる

電子帳簿保存法(電帳法四条):紙に代えてデジタルデータで保存できる

電子帳簿保存法第七条ですべての電子取引データをデジタル保存する義務が課されています。本条は2022年1月から施行されます。

電子帳簿保存法第七条(電帳法七条):電子取引データのデジタル保存義務

電子帳簿保存法第七条(電帳法七条):電子取引データのデジタル保存義務

来年から、書面による取引と電子取引という取引形態によって、異なる保存規制がかかるため、大変やっかいなことになります。

書面保存とデータ保存の二重規制への対処

書面保存とデータ保存の二重規制への対処

私たちはどうしたら良いでしょうか? 一緒に考えてみましょう。

ウェビナーのご案内

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ウェビナー申込URL
https://majisemi-business.doorkeeper.jp/events/129651


月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (42)Wordの箇条書き再訪

日本語の文書で箇条書きの体裁は頻繁に登場します。月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 シリーズでは以前にWordの箇条書きについて探索しました[1]。

一般に箇条書きの体裁を整理すると7種類に分かれます[2]。

そして、(16)箇条書きのタイプとそれに対応するWordの機能・表現方法で次の図を示して、

段落グループの3つのボタン

段落グループの3つのボタン

『Wordでは「左の「箇条書き」は図の分類では、「3」順序なしの一階層のタイプに対応します。中央の「段落番号」は「1」の順序付き一階層のタイプに対応します。また、右の「アウトライン」は、「2」「4」「5」の多階層の箇条書きに対応します。」』と書きました。

このあたりをもう少し調べてみます。

特に段落番号は注意が必要です。

例えば、Wordで連続する項目に、段落番号を適用して、次のような番号付き箇条書きの体裁を設定します。

Wordで番号付き箇条書きの体裁を作る

Wordで番号付き箇条書きの体裁を作る

これは、段落番号を使って項目に番号を付け、レベルを下げる部分を選択してインデントを増やすことで簡単にできます。体裁上は立派な2階層の番号付き箇条書きとなります。

さて、この2番目の箇条書き項目を標準段落に変更します。すると、次のように標準段落を飛ばして次の段落の番号が「2」になります。

2番目の項目を標準段落に戻す

2番目の項目を標準段落に戻す

このように二つのブロックに分かれたとき、少なくとも一つ目の項目は箇条書きとはしないで、先頭に番号「1」が付いている段落とするべきでしょう。

基本的にWordの「段落番号」は段落の先頭に連続した番号を自動的に降る機能なので、二つの段落が隣り合わせでないときにも設定できます。

こうして見ますと、「段落番号」は「番号付き箇条書き」編集機能とは言えないような気がします。

Wordはおそらく構造としての箇条書きという概念を持っていないのではないかと思われます。結構難しい問題です。

参考資料
[1]Microsoft Wordのスタイル探索の箇条書き関連記事の項を参照
[2]箇条書きの使い方と箇条書きの7タイプ


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(1)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.1 予備知識

「コンテンツ」、「HTML」、「タグ」、「レイアウト」、「CSS」といった基礎知識の説明です。

(2)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.2 タグを書かずにHTMLを作る、これまでの方法

「タグ」を書かずにHTMLをつくる、代表的なサービスや技術、問題点などを簡単に紹介します。

(3)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.3 WordからHTMLを作る、これまでの方法

Wordでも、HTMLは作れます。また、Word文書からHTMLを作る方法もいろいろ世間に提供されています。しかし、やはりあまり使われてはいないようです。なぜでしょうか。

(4)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.4 新しい解決策:『HTML on Word』

Word文書を「綺麗な」HTMLにすることを可能にした、新しい解決策『HTML on Word』を、簡単なデモを交えて紹介します。うまく使うには「印刷用」というレイアウトからの脱却が必要です。


◆前回:(41)『HTML on Word』の使用例(5)ハイパーリンクの編集と変換
◆次回:(43)Wordのコピー&ペーストによるハイパーリンク作成
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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (41)『HTML on Word』の使用例(5)ハイパーリンクの編集と変換

Webページ(HTML)の編集ではハイパーリンクの編集は手間がかかります。手間がかかる理由の一つは、HTMLのハイパーリンクの構造にあります。
ハイパーリンクは、<a>要素で次のように記述します。

<a href="リンクのターゲット">ハイパーテキストアンカー</a>

ハイパーリンクの編集では、タグの入力に加えて、①リンクのターゲットの指定と②ハイパーテキストアンカーの入力が必要なのです。

Microsoft Wordを使うと、WebページをHTMLのエディタなどで直接編集するよりも簡単な操作でハイパーリンクを編集できます。Wordで編集した文書を『HTML on Word』でHTMLに変換することでハイパーリンク作成がより簡単になります。

Wordのハイパーリンク編集機能には、対話的にハイパーリンクを編集する機能と、自動的にハイパーリンクを作成する機能があります。

1.対話的にハイパーリンクを編集する機能

この機能は、リボン「挿入」の「リンク」グループにあります。

リボン「挿入」の「リンク」グループ

リボン「挿入」の「リンク」グループ

  • 「リンク」はハイパーリンクを挿入するダイアログを開いて、リンク先と表示文字列を入力します。HTMLに変換するとリンク先はリンクのターゲットになり、表示文字列はハイパーテキストアンカーになります。リンク先は外部のURLやファイル、文書内部、新規文書、メールアドレスを指定できます。
  • 「ブックマーク」は文書内部のリンク先を編集する機能です。HTMLに変換するとブックマークは<span id=”id値></span>に変換され、ブックマークの文字列がid値となります。ハイパーリンクではid値がリンクのターゲットとして使われます。
  • 「相互参照」は、文書内部へのリンクを設定します。リンク先は参照する項目で選択します。参照する項目は、アウトライン番号や段落番号を付けた項目、見出し、ブックマーク、脚注、図、表など多岐にわたります。また、表示文字列は参照する項目毎にカテゴリー化されていて、そのカテゴリーから選択します。「リンク」とは違ってカテゴリー化されているので文書全体で統一しやすくなります。

なお、「相互参照」は、リボン「参考資料」の「図表」グループからも使えます。

2.自動的にハイパーリンクを作成する機能

Wordで自動的にハイパーリンクを作成する機能としては、リボン「参考資料」の目次の自動作成と図表目次の組み込みがあります。

目次の自動作成では、段落のアウトラインレベルの設定された項目から目次を作成します。このときは、本文中の見出しが表示用テキストとなり、図表目次では図表のキャプションが目次項目になります。そして見出しや図表のキャプションの位置に自動生成のブックマークが_Tocから開始する数字で設定されます。目次の各項目から見出しや図表のキャプションの位置にハイパーリンクが設定されます。

『HTML on Word』では自動生成目次や図表目次をHTMLのハイパーリンクに変換します。

なお、Wordには類似の機能として索引作成機能があります。しかし、Wordの索引の仕組みは独自の形式となっており、HTMLのハイパーリンク方式ではないので、現時点では『HTML on Word』で索引をHTMLのハイパーリンクに変換することはできません。

3.ブックマークの編集

Wordはダイアログでブックマークを入力する機能と、自動で作成する機能があります。自動作成は目次作成や相互参照を設定したリンク先にブックマークを自動的に作成する機能です。

目次作成で自動的に作られたブックマークは _Tocで始まる数字、相互参照で自動的に作られたブックマークは_Refで始まる数字です。ブックマークダイアログで、「自動的に挿入されたブックマークを表示する」のチェックボックスをONにする(最初からONになっているときは、一度、OFFにしてからONにする)とこれらを確認できます。

ブックマークダイアログ

ブックマークダイアログ

自動的に作成されたブックマークはWordの内部ではあまり管理されていないようです。編集を繰り返すと膨大な数の使われていない自動生成ブックマークが文書ファイル内に残ります。これをそのままHTMLに変換すると、膨大な数の不要な<span id=”id値></span>ができるため、『HTML on Word』は、出力したHTMLファイルをスキャンして不要な(文書内のハイパーリンクで使われていない)id値をもつ<span id=”id値></span>を削除します。なお、文書の外部からid値に対してハイパーリンクを設定している場合のために、コマンドラインのオプション(-nonrefiid)で削除しない動作を指定できます。

4.ハイパーリンク変換例

簡単なハイパーリンク変換例を紹介します。

次はWordの編集画面で外部URLへのリンクを設定している例です。

外部URLへのリンクを設定

外部URLへのリンクを設定

HTMLに変換すると次のようになります。


<p>3) <a href="https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=410M50000040043_20220101_503M60000040025">平成十年大蔵省令第四十三号…</a>…</p>

これをブラウザで表示するとデフォルト表示では次のようになります。

browserで表示したところ

次はWordの編集画面で相互参照を設定した例です。

Wordで相互参照を設定

Wordで相互参照を設定

HTMLに変換すると次のようになります。


<p>2021年3月に改正された電子帳簿保存法<a href="#_Ref86743273"><sup>1)</sup></a>の第7条に規定する…</p>

これをブラウザで表示するとデフォルト表示では次のようになります。

ブラウザで内部リンクを表示

ブラウザで内部リンクを表示


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(1)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.1 予備知識

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(2)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.2 タグを書かずにHTMLを作る、これまでの方法

「タグ」を書かずにHTMLをつくる、代表的なサービスや技術、問題点などを簡単に紹介します。

(3)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.3 WordからHTMLを作る、これまでの方法

Wordでも、HTMLは作れます。また、Word文書からHTMLを作る方法もいろいろ世間に提供されています。しかし、やはりあまり使われてはいないようです。なぜでしょうか。

(4)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.4 新しい解決策:『HTML on Word』

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◆前回:(40)『HTML on Word』の使用例(4)Webページの実例。Wordの機能との対応付け
◆次回:(42)Wordの箇条書き再訪
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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (40)『HTML on Word』の使用例(4)Webページの実例。Wordの機能との対応付け

HTML on Word』の使用例として、先週11月2日に公開した「中堅・中小企業は2022年1月から施行される電子帳簿保存法第7条電子取引データ保存にどう対処するか(考察)」を紹介します。この原稿はWordで編集したもので、HTMLに変換した結果をほぼそのままWebページとしています。

1.Webページ全体と本文の先頭部分
まず全体の構成を説明します。Webページの上部はグローバルなナビゲーションメニュー、左側はサイドメニュー、また下にはフッターがあります(Webのフッターは次の図では見えていません)。これらはテンプレートとして用意されています。

1.Webページ先頭部分

1.Webページ先頭部分


上図①の赤枠で囲った部分がWordで編集した原稿になります。次にHTMLソースを示しましたが、テンプレートの中で本文の部分にWordから変換したHTML(赤枠で囲った部分)を貼り付けていることを確認できます。
テンプレートにWordから変換したHTMLを貼り付け

テンプレートにWordから変換したHTMLを貼り付け


上図②~⑤をWord編集した原稿と対応させると次のようになります。
Word原稿の冒頭部分

Word原稿の冒頭部分


次にHTMLの②から⑤の部分に対応するWordの該当部分で使用している機能を説明します。以下ではWordの機能を「」で囲んで示します。
②は文書の表題にあたり、段落に「アウトラインレベル1」を設定しています。
③の段落は日付なのでWordで「右寄せ」を設定しています。
④は冒頭の枠囲みです。「HTML on Word V1.0」では枠囲みを無視するので、一行一列の「表」で枠囲みを表現しました。
⑤は「自動生成の目次」です。Wordではアウトラインレベルを設定した段落(見出しスタイルにもアウトラインレベルが設定されている)から自動的に目次を生成できます。目次を生成した後、表題の項目は、Wordで削除しました。

2.Webページ本文の途中
次は表示を下に少しスクロールしたところです。見出し、箇条書き、リンクが設定されていることが確認できます。

Webページ表示を下にスクロール

Webページ表示を下にスクロール


上図⑥、⑧、⑪はWordのスタイルギャラリーで「見出し1」、「見出し2」、「見出し3」のスタイルを適用しています。見出しにはWordで「アウトライン番号」を設定しました。アウトライン番号は、レベル1がⅠ、Ⅱ、Ⅲ、…、レベル2がA、B、C、…、レベル3が、1、2、3、…と定義しています。
⑦はWordでリボン「挿入」の「リンク」グループ「相互参照」で参考資料3)へのリンクを設定しています。
⑨はWordの「箇条書き」を設定しました。
⑩はWordで「段落番号」を設定した段落から変換した番号付き箇条書きです。番号付き箇条書きは2階層になっています。なお、HTMLの番号はCSSを使って、1階層は漢字、2階層はカタカナに設定しました。

3.Webページ本文の最後
次はWebページ表示の本文最後の部分です。

Webページ本文最後

Webページ本文最後


⑫は段落に「アウトラインレベル1」を設定しました。
⑬はWordで「段落番号」を設定した段落です。
⑭はWordでリボン「挿入」の「リンク」グループの「リンク」を使って設定しました。
⑮はWordで「段落番号」を設定した段落で、⑦のリンクの宛先になっています。

4.補足説明
このWord文書をHTMLに変換する際に、一番、問題になる箇所はWordで段落番号のついた段落の扱いです。この例ではWordで段落番号を付けた段落を、⑩ではHTMLの番号付き箇条書きに変換しており、⑬では番号のついた段落に変換しています。Wordには番号付き箇条書きを直接指定する機能がないため、『HTML on Word』は、連続する二つ以上の段落に段落番号が付いていたら番号付き箇条書きとし、それ以外は番号のついた段落に変換するという方策をとっています。

その他には、アウトラインレベルと見出しスタイルの使い分けがポイントです。こちらは次の記事も参照していただくと理解し易いでしょう。

参考資料:Microsoft Wordのアウトラインと見出しスタイルを活用する方法(概要)

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◆前回:(39)『HTML on Word』の使用例(3)サンプルCSSのレイアウト
◆次回:(41)『HTML on Word』の使用例(5)ハイパーリンクの編集と変換
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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (39)『HTML on Word』の使用例(3)サンプルCSSのレイアウト

HTML on Word』は、Wordで書いた文書の見出し、本文、画像や表などの内容をWeb形式に変換します。

本日は、『HTML on Word』のレイアウトについて説明します。
まず、変換に際しては、見出し、本文、表などをHTMLのタグに変換しますが、そのときWordで指定したレイアウトをすべて無視します。レイアウトは別途CSSをリンクして指定します。

『HTML on Word』にはCSSのサンプルが同梱されています。サンプルCSSは、インストール時にプログラムをインストールしたフォルダの中にコピーされます。デフォルトでは次のフォルダーです。
C:\Program Files\Antenna House\xhw10\CSS

V1.0に同梱されているCSSは次図に示すように6種類があります。

HTML on Word(V1.0)に同梱されているCSS

HTML on Word(V1.0)に同梱されているCSS

『HTML on Word』をアドインから使用するとき、CSSを指定するにはアドインの「指定したCSSを用いる」メニューをクリックします。

アドインのメニューから変換設定と実行

アドインのメニューから変換設定と実行

CSSを選択するダイアログが表示されるので、上記のフォルダの中から望みのCSSファイルを選択します。

次に、オリジナルのWordの文書と、各CSSを指定したときのレイアウトのサンプルを示します。

1.オリジナルWord文書

オリジナルワード文書1ページ目

オリジナルワード文書1ページ目

オリジナルワード文書2ページ目

オリジナルワード文書2ページ目

2.次は、変換後のHTMLをブラウザ(chrome)で表示した状態です。
(1) sample.cssを指定したとき

sample.cssのレイアウト

sample.cssのレイアウト

(2) sample-basic.cssを指定したとき

sample-basicのレイアウト

sample-basicのレイアウト

(3) sample-news.cssを指定したとき

sample-newsのレイアウト

sample-newsのレイアウト

(4) sample-simple.cssを指定したとき

sample-simpleのレイアウト

sample-simpleのレイアウト

(5) sample-thema-green.cssを指定したとき

sample-thema-greenのレイアウト

sample-thema-greenのレイアウト

(6) sample-thema-warm.cssを指定したとき

sample-thema-warmのレイアウト

sample-thema-warmのレイアウト

このようにCSSを変更することでレイアウトを好きなように変更できます。多くの場合、既にあるWebページ全体との調和を配慮して見栄えを変更したいと考えられます。このときは、いまのWebページのCSSを自分で用意して指定することになります。


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(1)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.1 予備知識

「コンテンツ」、「HTML」、「タグ」、「レイアウト」、「CSS」といった基礎知識の説明です。

(2)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.2 タグを書かずにHTMLを作る、これまでの方法

「タグ」を書かずにHTMLをつくる、代表的なサービスや技術、問題点などを簡単に紹介します。

(3)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.3 WordからHTMLを作る、これまでの方法

Wordでも、HTMLは作れます。また、Word文書からHTMLを作る方法もいろいろ世間に提供されています。しかし、やはりあまり使われてはいないようです。なぜでしょうか。

(4)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.4 新しい解決策:『HTML on Word』

Word文書を「綺麗な」HTMLにすることを可能にした、新しい解決策『HTML on Word』を、簡単なデモを交えて紹介します。うまく使うには「印刷用」というレイアウトからの脱却が必要です

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◆前回:(38)『HTML on Word』の使用例(2)Wordで書いたマニュアルをWebページにする
◆次回:(40)『HTML on Word』の使用例(4)Webページの実例。Wordの機能との対応付け
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Antenna House Office Serversとは

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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (38)『HTML on Word』の使用例(2)Wordで書いたマニュアルをWebページにする

先週はWordで書いたお知らせをWebページにすることを紹介しました。

Wordで作成する文書は、お知らせ以外にも、手紙、見積書・請求書、調査レポート、アニュアルレポート、業務マニュアル、製品マニュアル、サービスマニュアルなど、実にいろいろな種類があります。

マニュアルのようなボリュームのある文書は、従来は紙に印刷されて配布されていましたが、最近はPDFとして作成して、デジタルで配信されることも多くなっています。さらに、今後は、見やすいWebページ(HTML)が求められるようになるでしょう。

そこで、今週は、Wordで書いたマニュアルをWebページ(HTML)にする例を紹介します。

次は、Wordで書いた『HTML on Word』のマニュアルに対して、目次を作成し、目次のあるHTMLを作成する例を動画にしてみました。

1.Wordの機能で目次を自動作成します。
(1) Wordでは、スタイルギャラリーの「見出し1」、「見出し2」といった見出しスタイルを使って見出しを設定すると、リボンの「参考資料」タブの「目次」メニューを使って目次を自動的に作成できます。
(2) このように作成した目次には、目次の項目から本文の見出しにリンクが設定されています。Wordの画面で目次の項目を選択して、Ctrlキー+クリックすると、その項目の位置にジャンプします。

2.目次を作成したWord文書を、『HTML on Word』のアドインでHTMLに変換します。具体的には次のようにします。
(1) リボン「アンテナハウス」タブを表示すると、アドインのメニューになります。
(2) 「指定したCSSを用いる」をクリックしてCSSを選択します。CSSはHTMLにレイアウトを指定するためのものです。
(3) 「HTMLへ変換」をクリックします。すると変換後のHTMLを保存するフォルダを選択するダイアログが表示されます。適当なフォルダを選択して「OK」を押します。
(4) 変換で作成されたHTMLがブラウザで表示されます。
(5) HTMLの目次には、見出しへのリンクが設定されているので、ブラウザで目次の項目をクリックすると対応する見出しの位置にジャンプすることが分かります。

この操作を行った動画が次です。

このように『HTML on Word』を使えば、Wordで作成したマニュアルを簡単に目次のあるWebページ(HTML)に変換できます。


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◆前回:(37)Wordで書いたお知らせをWebページにする
◆次回:(39)『HTML on Word』の使用例(3)サンプルCSSのレイアウト
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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (37)Wordで書いたお知らせをWebページにする

会社のお知らせやニュースリリースなどの広報文書を作成するためにMicrosoft Wordを使っている人も多いでしょう。

PCが登場した1980年代は、PC用の日本語ワードプロセッサがいろいろありました。その中でいまも生き残っているのは一太郎のみではないでしょうか。いまのオフィスで文書作成といえば、ほぼWord一択になっていると言っても過言ではありません。

長い間、日本語ワードプロセッサで作成した広報文書は、紙に印刷して手渡し、手紙などで物理的に配布されていました。Webが普及してからは、紙に代わって、PDFで配布されるケースが中心になっています。

文書の配布形式を紙からPDFに変更するのは簡単でした。なぜかというとPDFは紙をそのままデジタル化したものだからです。

(参考資料)PDFとはなんですか?PDFにするとどんなメリットがありますか?

しかし、現在は、Webを使って配信した広報文書はスマホを使って閲覧されることが多くなっています。

PDFはスマホでも表示できますが、A4サイズ(210mm×297mm)に、本文9ポイントで印刷した文字を、iPhone13の画面で表示するとどのくらいの大きさになるのでしょうか?

iPhone13の画面サイズは6.1インチとされていますが、これは対角線の長さなので、画面の横幅は計算上では6.5cm程度になります。実際に表示できる画面サイズはもっと小さいようです。仮に横幅6cmとすると、文字サイズは約2.6ポイントとなります。つまり、本文の文字の大きさが1ミリにも満たないサイズになってしまいます。

こうした計算をするまでもなく、A4サイズ用から作成したPDFをスマホで読みたい人はほとんどいないと言ってよいでしょう。

回りくどくなりましたが、Webで配信する広報文書はPDFではなく、Webページとして用意して欲しいものです。しかし、例えば、中央官庁から配信されているお知らせをざっとみても、現在、またPDFが大勢を占めているようです。

これを、簡単にスマホでも読みやすいWebページにするにはどうしたら良いでしょうか。まず、読みやすいWebページを作るには、文書をHTMLという形式をつかって表現しなければなりません。

誰でもすぐに思いつくのは、WordにはWebページ保存という機能があるので、それを使えばいいのではないだろうか、ということです。しかし、これは試してみるとほとんど使えないことがわかります。これについては、既に次のブログで報告しています。

月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (30)WordのWebページ保存は使えるか?

そこで、アンテナハウスの『HTML on Word』(HOW)の登場です!

Wordで書いた文書をHOWを使ってHTMLに変換すれば、ボタン一つで、見やすいHTMLができます。

論より証拠、次のHOWのニュースリリースは、Wordで書いた文書をHOWでHTML化したものです。

HOWのニュースリリース

このニュースリリース・ページは、トップのメインメニューや、横のサイドメニュー、下のフッタを表現するテンプレートページに、Wordで書いたリリース文書を、HOWで変換・作成したHTMLの本体(body)を貼り付けて作成したものです。

Word文書とHTMLのサンプルは、次に公開しておりますのでご参照ください。

Antenna House Office Servers HTML on Word 使用例紹介:ニュースリリースをWordから作成する


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(1)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.1 予備知識

「コンテンツ」、「HTML」、「タグ」、「レイアウト」、「CSS」といった基礎知識の説明です。

(2)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.2 タグを書かずにHTMLを作る、これまでの方法

「タグ」を書かずにHTMLをつくる、代表的なサービスや技術、問題点などを簡単に紹介します。

(3)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.3 WordからHTMLを作る、これまでの方法

Wordでも、HTMLは作れます。また、Word文書からHTMLを作る方法もいろいろ世間に提供されています。しかし、やはりあまり使われてはいないようです。なぜでしょうか。

(4)【WordでHTMLが書けたらすごい!】-vol.4 新しい解決策:『HTML on Word』

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◆前回:月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (36)『HTML on Word』の使用例(1)見出しと目次のあるWebページの作成
◆次回:月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (38)『HTML on Word』の使用例(2)Wordで書いたマニュアルをWebページにする
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〇関連ページ
Microsoft Wordを使って報告書などの長文を作成する人向けの新知識満載です。 Microsoft Wordのアウトラインと見出しスタイルを活用する方法(概要)

Antenna House Office Serversとは

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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (36)『HTML on Word』の使用例(1)見出しと目次のあるWebページの作成

前回は、Microsoft Wordを使ってタグを書かずにリッチなHTMLを作成できる『HTML on Word V1.0』についてご案内しました。

今回は、『HTML on Word』を使ってできることをご紹介します。
ご承知のとおり、Microsoft Wordはオフィスで文書を作成する定番のワードプロセッサで、次のような強力な文書編集・校閲機能があります。

・検索・置換
・文書校閲機能-用語統一、文法チェック、コメント機能など
・見出しスタイル
・目次作成機能
・自動番号付け
・アウトライン番号、段落番号
・リンクと参照
・表、作画機能

次に、見出しスタイルによる①見出し作成⇒②アウトライン編集⇒③目次の自動作成⇒④目次のあるWebページの作成の例を示します。

この図は、Wordで編集中の『HTML on Word』のマニュアルの一部です。スタイルギャラリーの見出し1、見出し2、見出し3を使って階層化した見出しを付けています。

Wordで編集中のマニュアル、見出しの例

Wordで編集中のマニュアル、見出しの例

Wordのアウトライン編集を使えば、階層化した見出しをアウトラインで表示して編集できます。

階層化した見出しをアウトライン表示

階層化した見出しをアウトライン表示

このようにスタイルを使って付けた見出しからは、自動的に目次を作ることができます。

自動生成した目次

自動生成した目次

ここまでは、Microsoft Wordの見出しスタイルとその応用例です。このようにしてWordで作成した見出しと目次がある文書を『HTML on Word』で変換すれば、目次のあるWebページを簡単につくることができます。

HTML on Wordで作成した目次のあるWebページ

HTML on Wordで作成した目次のあるWebページ

Wordを使えば、このように簡単に見出しを付けたり、目次のあるWebページを作ったりできるのですが、『HTML on Word』を使えば、さらにそれをそのままHTMLに変換できます。

このあたりは明日(12日、火曜日)16時からの「ちょっと一息・アンテナハウスウェビナー」でもう少し詳しくご紹介いたします。

※画像をクリックするとウェビナーページに移動します。

お時間がございましたら、ぜひ、ご参加ください。

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◆前回:月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (35)Word でリッチなHTMLを作成しよう
◆次回:月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (37)Wordで書いたお知らせをWebページにする

シリーズ総目次
〇関連ページ
Microsoft Wordを使って報告書などの長文を作成する人向けの新知識満載です。 Microsoft Wordのアウトラインと見出しスタイルを活用する方法(概要)

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月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (35)Word でリッチなHTMLを作成しよう

弊社では、来る10月18日(月)Microsoft Wordを使ってタグを書かずにリッチなHTMLを作成できる『HTML on Word V1.0』を発売します。

『HTML on Word』は、①Wordで作成・保存した文書(docx)ファイルをHTMLに変換する「Word2HTML」変換プログラムと、②Wordのリボンに組み込むアドインから構成します。

①Word2HTML変換プログラムは、弊社のOffice Document Server Converter(OSDC)のWord文書解析機能を応用して開発したアプリケーションで、変換にはWordの機能を使わずに、独自処理を行います。

②アドインを使うとWordで編集中の画面上で、WordのリボンのメニューからWord2HTML変換プログラムを操作して、編集中の文書をHTMLに変換します。変換が終わるとブラウザなどで変換結果を表示できます。

これにより、変換結果を見ながら変換中の文書を期待通りの変換になるように調整できます。

次はアドインによる変換例です。
1.Word文書を編集

Word文書編集画面

Word文書編集画面

2.アドインタブで変換設定と変換実行
・変換結果のHTMLにリンクするCSSファイルを指定
・変換先フォルダーを指定
・変換を実行

アドインのメニューから変換設定と実行

アドインのメニューから変換設定と実行

3.変換結果をブラウザでプレビュー
変換結果はWindowsでHTMLに紐付けたアプリケーションで開きます。ここではブラウザを紐付けているのでブラウザで表示します。

変換結果をブラウザで表示

変換結果をブラウザで表示

10月1日付けの本製品のニュース・リリースは、Wordで編集し、本製品でHTMLに変換したものです(注を参照)。

ところで、「リッチなHTML」とはどういう意味だろう? と疑問をお持ちかもしれません。リッチなHTMLとは、文書表現に加えて、表や図形を使った内容豊かなHTMLを表す造語です。

Webが登場して30年近くなり、Webが大変身近になっています。この立役者はタグを直接書かずにWebページを記述するブログの普及です。また、ここ10年ほどはマークダウンのような簡易記法が人気を集めています。しかし、ブログやマークダウンはHTMLタグの記述手段としては機能的に貧弱です。また、文書を作成・編集するための支援機能があまり充実していません。例えばブログやマークダウンで高度な表を作るのは困難です。こうしたことから、現在のWebページは断片的で内容が乏しい状態となっています。

こうした事情を鑑みて、現在のWebページの内容をもっと表現豊かなものにしたいという願いを込めて、リッチなHTMLという言葉を作りました。

(注)ニュース・リリース公開にあたって、Webページのメニュー表示、サイドメニューなど、弊社Webページ全体に合わせて表示するためのテンプレートにHTMLを差し込む調整を行っています。

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◆前回:月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (34)HTMLとはなにか。だれが決めているのか。
◆次回:月曜日連載! Microsoft Wordスタイル探索 (36)『HTML on Word』の使用例(1)見出しと目次のあるWebページの作成
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