カテゴリー別アーカイブ: AH Formatter

明日開催のAH Formatter事例紹介セミナーのご紹介

既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、明日10月16日(金)はAH Formatter 事例紹介セミナー開催日です。開催前日ですが、まだまだ参加申し込み可能です。
今回は事例発表の中でも、DITA に関連する2社の事例発表についてご紹介致します。

1社目は日立金属株式会社様より、社内ドキュメントを DITA にしたその理由と運用の方法について発表して頂きます。DITA のユーザー様による貴重な導入事例の紹介です。実際の運用例を知る事で、DITA がどういうものなのか、イメージを掴んで頂けると思います。

2社目は PFU テクニカルコミュニケーションズ株式会社様より、テキストエディタ等の汎用製品を使用した DITA の導入について発表して頂きます。DITA 導入には莫大な費用が掛かってしまうとお考えの方必見です。

2社共に極めて実践的な DITA の事例発表となっています。DITA を運用されている方、導入を検討されている方はもちろん、検討段階の方から「DITA とは何ですか?」という方まで、満足いただけるセミナー内容となっております。
もちろん、Formatter が DITA 運用でどのように活用されているかも発表して頂きます。

ここまで、(私はDITA 関連営業ですので)DITA 関連の事例発表の紹介しかしていませんが、クレステック様、慶應義塾大学様、ニューキャスト様、プリコ様より事例発表が行われます。Formatter から PDF の活用まで、幅広い活用例をご紹介頂きます。

セミナーへの参加は無料ですが、下記 Web サイトよりお申し込みをお願い致します。
当日のタイムテーブルも掲載していますので、スケジュールの確認にお使いください。
http://www.kokuchpro.com/event/ccc577a122fa377117dc397491ac67a8/


PDF5-ML

こんにちは。 XML 関連の営業担当です。

マニュアル制作ご担当の方々から注目を集めている DITA ですが、弊社では DITA で書かれたインスタンスを PDF にするためのスタイルシート(DITA Open Toolkit 用のプラグイン)をオープンソースで公開しています。名前を ” PDF5 ” といいます。

DITA Open Toolkit には標準で似たようなプラグインが入っているのですが、残念ながら機能的にしょぼくて、あまり積極的に使いたいと思うようなものではありません。多くの人がまず「日本語が文字化けするんだけど」という問題にぶつかります。 PDF5 ではもちろんこのようなことはないですし、メンテナンス性でも優れていると自負しています。すでに国内外で多くの方に使っていただいています。

そんな “PDF5″ ですが、さらに機能強化したプラグインを先月公開しました。” PDF5-ML “といいます。

” ML ” というのは ” Multiple Language ” の略で、その名のとおり多言語対応を強化したものです。 ひとつの DITA トピックファイルの中に複数言語が混在することがありますが、このような場合でも言語毎のフォント選択をきっちり行うことができます。
DITA 採用時にぜひお試しいただければと思います。

アンテナハウスはこのプラグインのカスタマイズ作業も請け負っております。PDF 生成でお悩みの方はご一報下されば幸いです。

また、このプラグインの勉強会というか説明会を年末ころに開催する計画もありますので、具体化しましたら案内させていただきます。ご期待ください。


世界中で採用されているAH Formatterの実例集 その2

AH Formatter を使って組版した世界各国のドキュメントの例をもう少しご紹介したいと思います。

ドイツでは、電車のチケットを購入すると AH Formatter で組版されたチケットと旅行日程表(アイテナリ) が配布されます。銀行関係の書類、クレジットカードの明細書、運転免許証、政府機関向け正式文書など、様々な書類がAH Formatter の組版に依るものです。中東では、電話料金の請求書に利用、また、南米では電気料金の請求書作成に AH Formatter を使っています。

オランダのTangelo Software 社は、会社の年間報告書を作成するために AH Formatter を使っています。Tangelo 社は、Philips 社用に英語版と中国版が配付できるようにアプリケーションを開発をしました。報告書の例をご覧ください。

大手のグローバル企業は AH Formatter を使って一日に5,000通もの注文書を組版しています。もう一つの使用例としては、グローバル環境でのメッセージシステムです。多くの航空会社で、AH Formatter を使ったチェックシートを利用して、メンテナンス整備を行っています。他にも、テレビや映画界の台本、食品店チェーンの価格表、小切手用紙、視覚障害者向け出版物、教育機関のテスト用紙、美術館のカタログ、各種申し込みフォーム、オーストラリアでは、天気予報を伝えるドキュメントなどに利用されています。

AH Formater は、単に書籍、マニュアル、技術文書の作成に留まらず、あらゆる分野で使われていることがお分かりいただけたでしょうか。

US 営業グループ
アンテナハウス海外サイト
http://www.antennahouse.com/
http://rainbowpdf.com/


世界中で採用されているAH Formatterの実例集 その1

World Wide Web 上に存在する膨大な量 (おそらく数百万件単位) のダウンロード可能ドキュメントが、AH Formatter  を使用して組版されているのはご存知でしたか。アンテナハウスが2001年に AH Formatter をリリースして以来、世界中で実に多くの企業や団体、政府機関が AH Formatter を使用して PDF ファイルを作成し、ダウンロード用ファイルとしてウェブ上に公開しています。

そうしたドキュメントの多くは限られたユーザを対象としており一般には開示されていない一方で、それ以上に多くのドキュメントが誰でもウェブ上で閲覧・ダウンロードできるようになっています。電子出版物の注目が高まるにつれ、多くのユーザは電子書籍を美しく組版されページ番号の付いた PDF ファイル形式でダウンロードしたいと考えているのが実情です。以下は AH Formatter を使用して組版されたウェブ上ドキュメントの実績の一例ですが、ここでご紹介するものはごく一部に過ぎません。

自動車業界では、広範な多言語展開のユーザ用ドキュメントおよびメンテナンス用ドキュメントの両方で、AH Formatter が長きにわたり採用されています。次のリンクより、ドキュメントの一例をご覧いただけます。

政府機関でも AH Formatter の採用は拡大しています。

コンピュータ業界でも、ハードウェア、ソフトウェアの両方で AH Formatter が広く採用されています。

上記の実績はほんの一部に過ぎません。AH Formatter が採用されている業界を網羅したリストは膨大なためここでは全てをご紹介できませんが、主に航空宇宙、金融、輸送、教育、出版などの業界が挙げられます。

AH Formatter を使用して作成したドキュメントをシェアしていただける場合は、ドキュメントのリンクまたはPDF ファイルを mike@antennahouse.com または hiraide@antenna.co.jp  までお送りいただければ幸いです。


2015年10月16日に AH Formatter 事例紹介セミナーを開催します!

アンテナハウス株式会社は、来る 2015年10月16日(金)に『AH Formatter』をご利用いただいているお客様から実際の使用例を伺う事例紹介セミナーを開催します。今回は『AH Formatter』利用の定番、例規集やマニュアルの組版だけでなく、DITA を利用した事例も紹介します。

『AH Formatter』のセミナープログラム
AH Formatter 事例紹介セミナーのスケジュール

今回は、同日同時間帯に『AH Formatter』のほか、「OEM/ASP製品」との二本立てで行います。
セミナーの詳細及びお申し込みは、次の URL をご覧ください。
アンテナハウス 事例紹介セミナー Autumn!(こくちーず)

皆様のご参加をお待ちしております。


AH CSS Formatterで作った本:『CSS Secrets』(Lea Verou)をチェック!

CSSについての解説書はたぶん数えきれないほどありますが、6月に発売された『CSS Secrets』の評判はかなりよさそうです。しかも、この本は弊社のAH CSS Formatterを使っているらしい!

O’ReillyからはPDF版とEPUB版も購入できます。AmazonはKindle版のみです。Kindle版はたぶんあまり読み易くないし、DRMがかかっているので買いたくありません。PDFにしようか、紙版にしようかと迷いましたが、ビジュアルな本は高くてもやはり紙でしょう。早速購入してみました。

書名:『CSS Secrets, Better Solutions to Everyday Web Design Problems』(英語)
著者: Lea Verou
発行所: O’Reilly Media 米国
発行日:2015年6月
ページ数:392

本書のタイトルは、Webデザインで日々発生する問題にどう対処するかについてです。但し、Web全体のデザインをどうしたら良いか、というものではありません。CSS仕様の項目をトピック的にとりあげて、CSS 2.1からCSSレベル3でどのように強化されたのかという観点の説明が主体です。例も、大きなコードではなく簡単なコードとその表示見本を示しています。仕様を作成する立場からの解説本という位置づけになるでしょう。

表紙

01e2d1f7ef2b51d5db79af8812d645905f785cd473

本のページは次のような内容です。

内容1

01327ef684cc6035a23dacb7112099ed765ad092c9

内容2

0120c504fdafc9d07727f9e13cb3f9627a54af0777

この本の制作方法について

この本の内容は、O’Reillyが定義するHTML Book標準のHTML5で書かれており、レイアウト、図、カラーなどはHTML+CSSでスタイル付けされているそうです。

本の制作はO’Reillyの提供するAtlasシステムを使っています。O’Reilly AtlasのPDFレンダラーはアンテナハウスのAH CSS Formatterが採用されています。

つまり、上のようなページは印刷用CSSでレイアウトを指定し、弊社のAH CSS FormatterでPDF化しています。

すごいですね!

CSS組版の実際

CSSでレイアウト指定して作られた本はこれが初めてではありません。例えば、アンテナハウスでPDFを制作した『日本語組版処理の要件』という本もCSS Formatterで制作しています。

HTML+CSSで本を作る、ということは技術的にはできているわけです。

残る大きな問題は、こうした手法が、どの位一般的に使えるか、また生産性がどうか、ということでしょう。『CSS Secrets』の著者であるLea Verouさんは、現在、W3CのCSSワーキンググループに招待されてInvited Expertとして仕様の策定作業に参加しているほどの人です。つまりCSSについて恐らく世界でも有数の専門知識をもっている人が、CSS組版レイアウトの限界に挑戦した(著者の言葉)本が『CSS Secrets』です。この著者だからできることで、誰でもすぐに真似できることではありません。

さて、この本の制作についての統計が載っています。

・内容HTMLは10,000行を超える
・レイアウトはSCSSで4,700行、SCSSから生成したCSSは3,800行

※SCSSというプリプロセッサを使って、SCSSの記法で書いたプログラムからCSSを生成している。最近は、Webページもほとんどこのような手法で作るようになっていると言われます。CSSをハンドコードするのはもはや少数派?

1冊の本のために3,800行の印刷用CSS(生成)しているのですが、これにどれだけの時間を労するものなのか?
『CSS Secrets』はTechyな著者によるTechyな挑戦と言えます。著者がかけた時間と熱意に脱帽です。

一方、プロが使う仕事のためのツールは生産性が重要な指標になります。

システムやツールを評価する観点として、InDesignなどのDTP方式と比べて生産性がどの程度かは、実用性を判断する上で大きなポイントです。

ちなみにアンテナハウスでは、Atlasと類似の本を作る仕組みとしてCAS-UBをサービスしています。CAS-UBはテキスト文字組主体の本に限れば、InDesignよりもはるかに高い生産性で本を作ることができます。ビジネス・ツールは生産性を向上できないと意味がないと思います。

CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編その2)

こんにちは、『AH Formatter』のサポート担当です。
前回、CSS でレイアウトを実現する上で注意すべき点を挙げてみました。[1]
おさらいすると、
・セレクタで対象を決めて、プロパティと値でスタイル付けすること
・セレクタは多重定義できること
・優先順位があること
などです。
優先順位は大雑把に言ってしまえば、
1.Style=””
2.idセレクタ
3.classセレクタ、属性セレクタなど
の順番に低くなります。

詳しい仕様は、
http://www.w3.org/TR/css3-selectors/
に載っています。
日本語の解説サイトもたくさんあります。
私もまだまだ勉強中です。

実際のところ、一番頻繁に使われているのは <div class=”~”> のタイプかと思います。
コンテンツを divタグで囲って classセレクタでレイアウトを指定します。

.hoge{
border-style:solid;
border-color:#fbbdaf;
border-width:10px 10px 10px 10px;
color:#000000;
font-size:90%;
padding:0.1em 0.4em;
}

<div class=”hoge”>
<p>Antenna House</p>
<p>AH Formatter</p>
</div>

出力結果

ネストしたdiv構造で次のようなケースはよくあります。

.default{
background-color: #900;
padding:10pt;
font-size:20pt;
}
.test{
color:red;
border-top-style:dotted;
border-top-width:10pt;
border-top-color:yellow;
}
.test2{
border-style:solid;
border-width:5pt;
}
.test3{
border-bottom-color:blue;
}

<div class=”default”>
<div class=”test test2 test3″>
<p>Antenna House</p>
</div>
</div>

この場合、競合したスタイルは、後から指定されたものが優先になります。
組版結果は次の通り。

出力結果

さらに、前回、同じセレクタに対して何度でも指定することができると書きました。
上記の例で、
.default{
background-color: #00EE40;
}
を追加したらどうなるでしょう。
この場合も後から定義されたものが有効になります。

次に、CSS が外部ファイルに定義されていて、
このふたつの defaultクラスが別々のファイル(”styleA.css” と “styleB.css”)に保存されていたら?

<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”styleA.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”styleB.css” />

答えは、”styleB.css” の.default{ }が有効になります。
この順番が変わるだけで結果が違ってきてしまいますね。ああ恐ろしい。

実際にサポート業務をしていると、次のようなデータを見ることが多くあります。

<!DOCTYPE html>
<html xmlns=”http://www.w3.org/1999/xhtml”>
<head>
<meta http-equiv=”content-type” content=”text/html; charset=utf-8″/>
<title>Test</title>
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-A.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-B.css” />
.
.
.
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-X.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-Y.css” />
<link rel=”stylesheet” type=”text/css” href=”style-Z.css” />

</head>
<body>
<h1>Test</h1>
<div class=”A B C D”>
<div class=”E F G”>
<div class=”H I J K L M N” id=”sample”>
<div class=”O”>
<p>………</p>
<ol class=”M A Z”>
<li>……</li>
<li>……</li>
<li>……</li>
</ol>
</div>
</div>
</div>
</div>
</body>
</html>

こんな状態でレイアウトを変更しようとなった時に、
どこを変更したらいいかをすぐに判断するのは難しいですね。
CSS はレイアウトを分離して共通化して運用できるのでとても便利ですが、
複数の開発者が共有するような場合には工夫しないと破綻してしまいそうです。
設計段階での明示的なルール決めと共に、
シンプルなオーサリングやレイアウト設定が必要になります。

続きのお話はまたいずれ。

[1] CSS を組版に使うときに注意すべきこと(入門編)


Windows Server 2003 のサポート終了

過日、2015年7月15日に「Windows Server 2003」のサポートが終了しました。
Windows Server 2003 のサポート終了

『AH Formatter』におきましても「Windows Server 2003」を
マイクロソフトのサポート終了にともない動作環境の保証外としております。
「Windows Server 2003」そのものが脆弱性など問題が発見されても
修正プログラムは提供されませんので該当 OS で『AH Formatter』をご利用いただいている場合は、
後継システムへの移行を強くお勧めいたします。

なお、OS の話とは別になりますが、『AH Formatter』の最新版は V6.2 となります。
旧バージョンをご利用いただいている方は、
最新版へのバージョンアップを是非ご検討ください。

評価版は以下のページよりお申し込みいただけます。
AH Formatter V6 評価版のお申し込み

 


弊社プレゼンテーション資料のご紹介(XML London 2015)

2015年6月6日~7日にロンドンで開催された XML カンファランス(XML London 2015)にて、弊社の Tony Graham は、XSL FO チュートリアルセッションで「XSLT and XSL FO Toolbox of Tips and Tricks」(XSLT と XSL-FO の実践のためのコツとヒント)を発表しました。

その内容は、主に多様な言語で記述されている世界人権宣言(UDHR in Unicode)を用いて、スタイルシートや XSL-FO を開発する流れを説明したものです。『AH Formatter』や『Antenna House リグレッションテストシステム(PDF 高速自動比較ツール)』、『focheck』など弊社製品のみでなく、様様なツールを用いて実践的な解決策を示しています。

資料(PDF)は英語になってしまいますが、よろしければご覧ください。
XSLT and XSL FO Toolbox of Tips and Tricks

XML London 2015 の出展レポートは既にブログに掲載しております。あわせてご覧いただければ幸いです。
海外出展レポート XML London 2015 その1その2

 


AH Formatter の処理速度向上 TIPS

長く『AH Formatter』をご使用くださっているお客様から、バージョンアップ検討の際に『AH Formatter』の処理速度の低下が報告されることがあります。『AH Formatter』は初めてのリリースからこの秋でいよいよ 16年目に突入します。その間、バージョンアップのたびに新機能を追加してまいりました。そのため、以前のバージョンと比較すると、どうしても処理時間が長く掛かるようになってしまいます。

そこで、新バージョンを使用しつつ、処理速度を向上するには、次のような方法がございますので、ご提案いたします。

1.表の幅を指定し、table-layout=”fixed” にする(table-layout=”auto” を使用しない)。

2.「オプション設定ファイル」で欧文ペアカーニングと欧文リガチャの指定を無効にする。
 以下のように設定します。
 pair-kerning=”false”
 latin-ligature=”false”

3.できるだけ 1パスで処理する(「2パス組版」を使用しない)。
 ただし、1パスだとページ番号が確定するまで組版結果をメモリに保持するので、未組版のページのページ番号参照(fo:page-number-citation)がある文書は、メモリが少ない場合、スワップが発生して遅くなる可能性があります。
 その場合は、未組版のページへの参照をできるだけ減らすように、ページ番号参照をなくす必要があります。それができない場合は、スワップの発生するデータに限っては、2パス組版を指定することでメモリの消費を抑えるのがよいでしょう。
 参考:大規模文書の組版(オンラインマニュアル)

 


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