Sun の身売りのニュースにオープン・ソース戦略の可否を思う

現在、米国Sun Microsystems (Sun)のIBMへの身売り交渉の話がかなり大きな話題になっています。しばらく前までは、IBMとの交渉が行なわれていましたが、4月7日にはIBMとの交渉は決裂したというニュースが流れています。こういう話は早期に決着を付けないと企業の体力はますます弱まってしまうのですが、それは分かっていても自分達の欲を捨てることができないのは人間の浅ましさ。
Sunといえば、オープン・ソースに最も熱心な会社の一つでありOpen Office.orgの最大のスポンサーであり、また、MySQLを買収したことでも有名。
さらにはOpen SolarisとしてOSまでオープン・ソースにしています。
ジョナサン・シュワルツ氏は、ソフトウェアを無償で提供することで開発者コミュニティを創造すると期待していたようですが、これは本当に実現できたのでしょうか?
ソフトウェア会社の経営をする立場からは、科学的に検証してみないといけないテーマです。
私自身は、ソフトウェアの無償提供は、ベンダーにとってもユーザにとってもハッピーな結果にはならないと思っていますが。