「学術情報XML推進協議会」入会

アンテナハウスは、「学術情報XML推進協議会」(略称:XSPA)へ昨年末に入会いたしました。
1月31日には、XSPAの第一回総会が開催されました。
欧米の学術出版においてはXMLが標準となっており、
①論文データが構造化され、電子ジャーナルにおけるプレゼンテーションの高度化が実現する。
②リンクやセマンティック・タグの付与、図表など論文要素単位の配信、など加工・付加価値化が図れ る。
③メタデータの交換、アーカイブなど、標準化による流通促進がおこなわれる。
などの利点が生まれます。
学術出版においてXMLを普及していくために、昨年6月に「学術情報XML推進協議会」が発足されました。
XSPAでは以下の3つの分科会が設置され、XMLの理解と普及を目指します。
①JATS 規格検討分科会
国際的に使われているJATSへの建設的な提案を行う。
②J-STAGE 制作実務分科会
J-STAGEのFULL-XMLなど各プラットフォームを効率的に制作する方法を研究する。
③J-STAGE/PMC XML 相互交換分科会
J-STAGEとPMCを総合に変換活用するためのスタイルシートを作成する。
各分科会の本格的な活動は4月以降になると思いますが、アンテナハウスは②のJ-STAGE 制作実務分科会へ参加してFULL-XML化されたJATSの組版を支援していきたいと考えてます。
過去のブログでも紹介しましたが、アンテナハウスではJATSを組版するスタイルシートを提供してます。
詳細、スタイルシートの入手は、
https://www.antenna.co.jp/AHF/ahf_samples/20120612-JATS.html
こちらからどうぞ。
学術情報誌(ジャーナル)を記述す為のXMLタグセットがJATSになります。
先日開催されたPAGE2013でもJATSに関心をお持ちの印刷会社様が来場されてました。
JATSは、今後注目される規格になると思います。
アンテナハウスはXSPAと共にJATSの普及に努めてまいります。