「自分でやってみないとわからないことがある」

こんにちわ。
12月も半ばになってようやく冬らしく冷えてきました。
私は山に囲まれた地域に住んでいますが、今朝はようやく白く雪化粧。

今月初め、日本の宇宙科学の進展を見ることができました。
ひとつは、「あかつき」の金星周回軌道への再投入の成功。
そのあと、「はやぶさ2」の地球スイングバイによる「リュウグウ」軌道への投入成功。

私は、宇宙科学も天体も門外漢、星空を眺めて「あ~、きれい」という程度のものなので、難しい話はわかりません。
なので、軌道計算の難しさというのもよくわからないのですが、ニュースでたまたま「あかつき」の軌道計算のことを耳にしました。
「あかつき」の軌道探しには3つの条件があったそうです。

 ・十分な観測を行うため800日程度、金星の周りを回れること
 ・金星を回る間、連続して日陰に入る時間を、90分以内にすること
  (太陽光で充電するバッテリーが日陰では90分までしかもたないため)
 ・熱を逃がす放熱材の部分に太陽の光が当たらないよう姿勢を保つこと

この3つをクリアする軌道計算を延々と2年半、研究員の方の忍耐というかその持続力、あきらめない姿勢はすごいです。
その計算や解析もコンピュータに頼るだけでなく、自らの手でも解析されて、手帳には何ページにもわたって数字が並んでいました。
機械だけじゃなにかが足りないんだ、人間、やはり頭と手は使わねば!(って、なんかズレてるな・・・)

記者会見でプロジェクトマネージャーの方が、こんなことをおっしゃっていたのが印象的でした。
「世界ですでにやっていることであっても、自分でやってみないと分からないことがある。一歩一歩、歯を食いしばり、たとえ人がやったことを繰り返してでも、習得することが大事」

引用:
NHK WEB特集
マイナビニュース